心の模様

心の中の一つ一つを整理して、いつか素敵な部屋にしてみたい。

新幹線に乗る

2015-03-28 | 不思議
新幹線に乗る



いつも大荷物で

好きなだけポイポイ乗せられるから

車の方が便利で



久しぶりに

新幹線に乗る



何回も乗る機会はあったけど

ヘンピな場所だったりするから

やっぱり車の方が便利で



距離的にも

新幹線に乗る



ちょっとくらい遠くても

頑張るって気合い入れてきたけど

一人で運転しきるには

ちょっと勇気がいる距離で



だから

新幹線に乗る



決めたら

特大スーツケースに

遠慮しながら荷物を詰めて

肩の荷も詰め込んだら



とても気持ちが楽になった



旅行じゃないのに嬉しくて

遊びじゃないのに楽しくて



いつのまにか

お菓子をいっぱい詰め込んでて



富士山見えるかな

駅弁食べたいな

速いだろうな



罪悪感は消えてなくなって



そして私は

新幹線に乗る

ウグイスの声

2015-03-27 | 心の片隅
ウグイスの鳴き声を聞くと

随分前に亡くなった

おじいちゃんを思い出す



おじいちゃんと二人で

車を待っていた時

後ろの林の中から

ホーホケキョと聞こえてきた



おじいちゃん

ホーホケキョだって

すごーい

初めて本物聞いたよ



興奮して嬉しそうにはしゃぐ私を見て

おじいちゃんは

不思議そうな顔をして

私の顔をじっと見た後



目を瞑り

私と同じように耳を澄ませた



ホーホケキョ



おじいちゃんは笑顔になって

幸せそうな声だなって言った



後から思えば

ウグイスの鳴き声なんて

おじいちゃんは春になれば

毎日聞いていたもので

珍しくも何ともないもので



だから

あの時のおじいちゃんの言った

幸せそうな声というのは



ウグイスのことではなくて

私のことだったんじゃないかなって



そんな風に思い出す

幸せを感じられるハードル

2015-03-25 | 感謝
朝、目覚めたら

今日も生きてることに

幸せを感じた



雨が降っていることに気付くと

雨露をしのげる部屋に

住めていることに

幸せを感じた



朝食を頂きながら

食べるもののあることに

幸せを感じた



おはようって言うと

おはようって返してくれる

人がいることに

幸せを感じた



幸せは

いつでもどこでも転がっているけれど

それを幸せだと感じられる人は

少ないのかもしれない



幸せを感じられるハードルが

低ければ低いほど



幸せいっぱいの人生に

なるんじゃないかと

ふと思った

私のいる場所

2015-03-24 | 不思議
私には待ってる人がいた



いつも同じその場所で

ずっと待ってる



おみくじで

”待ち人来る”を引いても

待ってる人は全然来ない



待ってる人には

待ってることを伝えていない



だけど必ず来ると信じてる



待ってる人を

いつも同じその場所で

待ち続けているうちに

だんだん顔見知りが増えてきた



そのうち

いつも同じこの場所で

知り合いになった人たちと

遊ぶようになっていた



ある日

待ってた人がやって来た

遊んでいたため気が付かなかった

あるいは気づかないフリをしていた



待ってた人は

楽しそうに遊んでいる姿を見て

微笑みながら去って行った



待ってた人を

忘れてしまった私は



今日も同じこの場所で

楽しそうに遊んでいる

なにどし生まれ?

2015-03-23 | 不思議
なにどし生まれ?



って聞いている人を見て

微笑ましい気持ちになった



この人はそう聞くことで

ある程度自分の年齢を

発表していることに

気付いてるだろうか



全然年齢のことなど

気にしない気にされない

世代があって



その下くらいが

なにどし生まれ?

って聞く世代



そのだいぶ下は

結構はっきり

何歳?

って聞いてくる



それは自分は何歳だけど

あなたは?みたいな

自分の年齢を言うのに

まだ戸惑いのない世代



なにどし生まれ?世代は

12の幅で考えているのか

それとも同学年を探しているのか



なにどし生まれ?と聞く人たちが

とても面白いと思うし

実はとても好きだ

ありがとう

2015-03-22 | 感謝
あなたの

曇りのない弾けるような

笑顔がやっと見られた



とにかく嬉しそうで

何かと楽しそうで

そして

少し恥ずかしそうな笑顔



それを見た途端

それまで曇りガラスを通して

見ていたような私の視界が

曇りガラスごと取り払われたかのように

まぶしいほどのぴかぴかの世界になった



あなたの笑顔一つに

翻弄されていた自分に気付いた



ちょっぴり

あなたを憎らしく思う



私はあなたを

そんな顔にしてあげることが

できなかった



あなたをそんな顔にさせたのは

あなたの友だち



あなたの友だちはすごい



あなたの友だちは最高



あなたの友だちに感謝



本当にありがとう

仲間

2015-03-21 | 醜い
その人は同じレベルの会場にいた



いつもテキトウな感じで

大口たたいてて



一生懸命やりすぎだってぇ

要領よくやれば何とかなるものよぉ



なんて何回か言われたけど

その人が私たちのレベルではないって

タカをくくってて

適当に合わせていただけだった



だから

その人を同じレベルの会場で見かけた時

その人が気が付いてにっこり笑いかけて

近づいてきた時



私たちは敗北感で硬直した



笑おうと思うのだけど口が歪むだけで

その人の高笑いを聞いた気さえした



私たちが何も話さない

私たちが歓迎していない



そんな空気を読み取って

その人は離れていった



後味の悪さで胸が痛くなった



本当はあの人も

一生懸命だったのかもしれないのに

あの人は私たちと

仲間になりたかったのかもしれないのに

あの人が悲しんでいる姿を

私は見たかったのだろうか



今度会うときは

私から笑いかけて

私から近づいていこう



あの人を私たちの仲間に歓迎しよう

LINE

2015-03-19 | 願い
初めてLINEに登録した時

おなたの名前を見つけて驚いた



まだあなたの情報を

消去していなかったことに

気が付いた



それにしても

あなたは何年同じ番号なのよって

呆れて



自分も何年同じ番号なのよって

笑えた



それから毎日毎日

LINE開く度

あなたの名前を

確認するようになって



あなたは今日も番号変えなかったんだねって

呆れて



私も今日も番号変えなかったなって

笑えた



懐かしくて胸ときめくとか

話してみたいとかは

全くないけど



何だかLINE見てる時だけは

昔のあなたと私のようで

これだけでいいなって思う



願わくば

これからも番号変えないで

私を呆れさせてほしい



私も番号変えずに笑ってるから


2015-03-17 | 季節
春はつんのめる



はるか前方に

自分の姿を見つけて焦ってる



”前ならえ”みたいに

片手を出して

あーって言いながら

何かにつまずいて

おっとっと状態で



そうして

糸の絡まったマリオネットのように

くるくるくるくる空回りして



草も木も風もカラスまでもみんな

楽しそうに笑ってる

私を見て笑ってる



もうどうせなら

壊れてしまうまで

踊ってしまおう



仕方ないから私も笑ってる

笑ってるけど泣きたくなる



春は泣き笑い

勝負

2015-03-15 | 願い
泣くな みっともない



あなたは何も言わずに

下を向いた



勝ち続けることが

あなたの目標であり

私の課題だった



そう

失敗したのは私で

負けたのは私なんだ



夜の高速帰り道

光を求めてひた走った



ふいに視界が歪んで

溢れるものが止められなくなった



ひゅんひゅんと

今までの積み重ねも悔しさも

景色とともに流れていく



暗いのは好きじゃない

明日から仕切り直し



次は泣かせない



必ず勝とうね