日日是好日

退職後の日々を写真で記録

ツバメ

2012-07-06 20:37:06 | 日記
7月6日(金) 曇り時々雨

我が家にツバメが来なくなって二年になるが、かって毎年ツバメがやって来ていたことを記録しておきたいと思う。
我が家に初めてツバメがやってきたのは8年前の平成16年の春である。
その年は、4月に我が家の南にある玄関の真上の軒下に初めて巣を造った。その北側の軒下にも別のツバメが巣を造った。さらに6月には東側にも巣ができた。
しかし西側には西日が当たるせいか一度も巣は造らなかった。
初めての巣造りだったのか、あまりきれいな巣ではなかったが、親はせっせと子供のためにえさを運んだ。

子供たちは母親が餌を運んでくるのを、いつも首を長くして待っていた。

トンボをもらって食べている。

父親は近くの電線止まって見張りをしている。

やがて子供たちは羽ばたきの練習をしてから、巣立ち、近くを数日飛び回り、遠出が可能になると、全員が我が家の前の電線に並んで挨拶して飛び立つ。平成16年は6月18日に旅立った。その日に初めての孫が生まれた。

その後7年間連続して我が家にツバメはやって来て玄関の上の巣を修理しながら使っていたが、平成22年の春に事件が起きた。
巣をカラスが襲い、卵を食べてしまった。空になった卵が垣根の上に落ちていた。

それからツバメは来なくなった。今年も四月の初めツバメを見かけたが、我が家に巣を造ることはなかった。
ツバメはフィリピンやインドネシアの方からはるばるとやって来ると聞く。遠く日本までやって来て子供を亡くした親ツバメの悲しみははかり知れない。
相田みつをの詩「ひとりぼっちのつばめ」を思い出した。
もし、また我が家にやって来たなら、きっとカラスから守ってやろうと思っている。
コメント (1)
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