日日是好日

退職後の日々を写真で記録

良寛・蛙の歌

2023-07-30 08:46:56 | 良寛
暑い日が続いている。
今朝の5時半に部屋の温度計を見ると29℃を越えていた。

このように暑い新潟の夏を良寛さんはどのように過ごしていたのだろうか。
五合庵は国上山の中腹にあり、周りは樹々に囲まれており風通しはそれほど良くなかったのではないだろうか。
扇風機もエアコンもない五合庵で私のように「暑い、暑い」と叫んでいただろうか。
そのような歌が無いか探してみたが、あるわけもなく、その代りに蛙の歌をわずかだが見つけたので紹介する。


草の庵(いほ)に足さしのべて小山田の山田のかはづ聞くがたのしさ
(庵のうちにあって、誰にきがねもなく楽々と両足を投げ出しながら、山田の蛙の声を聞くたのしさよ。*)

あしひきの山田の田居に鳴く蛙声のはるけきこの夕べかも
(山あいの田んぼに鳴いている蛙の声が遙か遠くから聞こえて来る夕暮れであることよ**)

いざさらば蓮(はちす)の上にうち乗らむよしや蛙(かはづ)と人は見るとも
(さあ、これでお別れしましょう。仏の蓮の台のような布団の上に乗りましょう。たとえ、それが蓮の蛙と人が見たとしてもかまいませんよ**) *:吉野秀雄 **:小山宗太郎
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平等寺薬師堂

2023-07-29 07:39:05 | 日記
相変わらず暑い日が続いている。
今日の予報では当地の最高気温は36℃の猛暑日とのこと。
エアコンが無かった頃はどうしていたのだろうか。こんなにも暑くなかったのか。

昨日は久しぶりに平等寺へ行ってきた。



相変わらず主のいないお寺であり、訪れたときもお参りする人もなく静かであったが、阿賀町が管理しているようで小さな売店は開いていた。

平等寺の創建は平安時代末期の長徳元年(995)に当時の陸奥鎮守府将軍平維茂が開基したと伝えられており、薬師堂は室町時代の後期に建てられたもので国指定の重要文化財である。
更にお寺のすぐ近くには日本一大きな杉である将軍杉がある。


ここを初めて訪れたのは50年ほどまえのことであるが、その頃は多くの人が訪れていた。
早く住職を招き、昔のような活気を取り戻してもらいたいものである。

平等寺薬師堂のYouTubeがあったので紹介する。

平等寺薬師堂(新潟県阿賀町)
(YouTube共有)

追記:
故障したプリンターはキャノンのお客さま相談室へ電話し、以前と同じ方法で問題は解決した。
もう一年は使えそう。
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プリンター三度目の故障

2023-07-28 08:27:21 | 日記
先日、孫との東京旅行の写真を印刷していたとき、写真の一部が緑色になり異常をきたした。
このプリンターは令和元年の11月に購入したもので、まもなく4年になる。


今回の故障で3度目である。そろそろ替え時なのかもしれない。
しかし、このプリンターはインクが大量に入れることができるので、以前のように何度もインク交換をしなくても良く、コピーの装置が付いているので気に入っている。
何といってもインク代が安く済むので助かる。

プリンターの内部を見てみるとインクが流れる4本のチューブがあるが、そのうちの1本にインクが流れていない。これが原因のようである。
直し方は以前に教わっているので分かるが、その方法は取説には書かれていなく1度しかできないとキャノのお客様相談センターの方が言っていた。
しかし2回目も出来た。はたして3回目は出来るだろうか。
実行する前にお客様相談センターに電話してみよう。
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食中毒

2023-07-27 09:51:53 | 微生物
毎猛暑が続いており、市の広報の「熱中症注意情報が出ています。注意しましょう。」と毎日スピーカーから流れてくる。

温度上昇は熱中症だけでなく食中毒にも注意が必要である。
そこで昨日に続いて食中毒の話を。
食中毒として届けられたものは厚生労働省で集計される。
今年のものはまだ集計されていないので、昨年の食中毒の集計を見てみる。

細菌で最も多かった食中毒はカンピロバクターによるもので185件で患者数は822人。


カンピロバクター(東京都福祉保健局)

市販の鶏肉を調べると20~100%にカンピロバクターが検出されるとの報告がある。
また本菌はギランバレー症候群の原因菌でもある。
昨年、新潟県では本菌による食中毒は発生していないが、九州の各県では増加しているようである。これは食習慣の違いによるものだろうが、調べてみると福岡県では10代、20代の人に多発しているようである。
要は生や加熱不十分の鶏肉は食べない事に尽きる。

ウイルスではノロウイルスで63件で患者数は2,175人。

ノロウイルス(国立感染症研究所)

最も多かったのは寄生虫であるアニサキスを原因とするもので566件で患者数は578人であった。


アニサキス(ネットより)

アニサキス幼虫は、サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどの魚介類に寄生する。
予防法は  
・目視で確認して、アニサキス幼虫を除去する。
・冷凍する (-20℃で24時間以上冷凍)。
・加熱する(70℃以上、または60℃なら1分)。

アニサキスによる食中毒は胃がかなりの激痛を起こすようである。
覚えがあれば、直ぐ病院へ行き内視鏡で取り除いてもらいましょう。


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O157

2023-07-26 08:28:55 | 微生物
全国的に梅雨が明け猛暑が続いている。
暑さと共に食中毒の季節となるが、食中毒の様相も昔とずいぶん変わったように見える。
50年ほど前の食中毒は半数が腸炎ビブリオによるものであったが、今ではほとんど発生が見られなくなった。

先日、テレビで腸管出血性大腸菌O157による患者が発生したと見かけた。
翌日の新聞に載っているかと思ったが当地の新聞に記事は見当たらなかったのでネットで調べてみた。
記事には
「島根県出雲市内の児童福祉施設で発生した腸管出血性大腸菌(O157)の集団感染で島根県が5日、新たに11人の感染を確認し、患者は計56人になったと発表した。現在2人が入院しており、1人が重症。」とある。

平成8年7月に堺市の小学校で9,000人以上のO157 患者が発生した食中毒事件を思い出す。ご記憶の方も多いと思う。

(O157)

厚生労働省の統計を見てみると、昨年も8件発生し患者は78人で、1名の死亡者が出ている。
毎年発生しており、一つ間違えると堺市の事件と同様に多くの患者の発生に繋がりかねない。

牛肉の腸管出血性大腸菌の汚染は表面だけであるので、表面を焼けば中がレアでも問題ない。
しかし、ハンバーグのようにミンチにしたときは表面が中に入り込むので、ハンバーグの表面を焼いただけでは大腸菌が生存している可能性が残る。
ところが、レアハンバーグを売りにしているレストランがある。
このレストランは何らかの工夫をしているのかもしれないが、少なくとも家庭でのハンバーグなどは十分に中まで熱を通すことが必要である。

O157などの腸管出血性大腸菌だけではなく6月以降は食中毒の季節であるのでご注意を。
特にニワトリの生肉は注意が必要です。鳥刺しなどによるカンピロバクター食中毒は非常に多くなっています。
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