おはよう御座います。
当ブログは、日々のニュースをもとに、今後の相場を予想するブログです。
〈今日の私的材料〉
- 今日:中銀ピーク。FOMC(0.75%の利上げ。この半年で5回目の利上げ)→日銀会合→夕方スイス中銀→英イングランド銀行。
黒田総裁は「修正する気ない」と言い切ってるので(黒田総裁会見は午後。も、政策発表の時間は要警戒!(11:00過ぎとか))、「もし黒田総裁が緩和修正を示唆したならば、急激な円高の可能性がある」とソニーFH石川さん。
…&今日はノルウェー・南アフリカ・トルコでも政策金利発表が有り。英ポンドetc. ”景気悪化懸念での通貨下落”が見込まれており。
…米2023・2024年のGDPとインフレ率見通し等が楽観的過ぎて、”マーケットの信頼”を損ねてしまった今日のパウエル会見&ドットチャート。
インフレを抑え込む姿勢を改めて示唆した、驚くほどのタカ姿勢だったパウエル。6:50のBSニュースでは⇓⇓
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- 住宅市場の冷え込みによる個人消費の低下(建設業etc. 住宅周辺産業の低迷により)
- 失業率の低下
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との見通しを伝えていました(これはFRBの狙い)。
&モーサテゲスト:グローバルマーケットエコノミストの鈴木さんは「(ドットチャートの)新しい理事(新地区連銀総裁)3人が、超タカ派だった。今年末のFFを4.5%としていたドットチャート(予想より0.25%上昇してた。”中立金利2.5%”よりもはるかに高い数字)。∴今後2-3年は米景気を後退局面に持っていきたいとの思惑が見て取れる。パウエルも会見で『インフレ退治は2025年までかかる』と言っていたが。実際には2025年でも怪しげだ(退治は無理と見ている)」
→また、この発言とは裏腹に、米成長率見通しや米GDPの数字は2023-2024-2025年と楽観的過ぎる数字を出してきている。この数字で「景気後退(ドットチャート。『来年はマイナス成長』との経済見通しを示している)」と言っているチグハグさ。∴マーケットの信用低下での下落へと。
…「パウエルの”QE(利下げ)匂わせ”時で、$安へと方向転換」と見られる。
ドットチャートが”年末4.5%”となってたら、それは「インフレは鎮圧できている」というFRBの認識の現れ。∴リスク資産の利回りがゼロになる可能性アリ。→∴来年のヘッジファンドのアロケーション変化へと(結果は『年末4.4%になる』とのパウエル会見)。
∴米2年債利回りが4%突破(終値4.054%(⇑0.091))。
「ダウは3万ドル割れが視野に」と日経FT。
- NYホリコさん。
…パウエル会見は、ジャクソンホールと内容は何も変わってないのに(予想通りだったのに)、なぜマーケットの反応は厳しかったのか(パウエルの質疑応答中に下落へと)。
→パウエル「金利は今は一番低いところにある。本当はもっと高いところにあるべき。∴これからどんどん利上げをやっていく」といった主旨のアンサーで、下落(乱高下となった)。
…驚きのタカ派姿勢。も、”容認”したら長期金利が上がってしまうので(株式市場には長期金利の安定が必要なので)。
→∴「徹底的にやる」と言わざるを得なかった&手を緩めなかった今回FOMC。
…株式市場に大切なのは「長期金利の安定」。∴”タカ的利上げ”を本当にやるかどうかは別として、中長期投資家にとっては(威嚇してくれたのは)ありがたかった今回(=長期金利の安定に努めているFRB)。
…ここ最近はプットに頼らざるを得ない相場だったが?
ここ数年(2019年のトランプ・習の米中貿易戦争以降の⇑)の上昇益分を利確すれば税金が発生するので、皆”現物売り”ではなく”プット売り”で賄っていたので。(下落だと追い売りしなきゃだが、上昇だと追いかけて買わざるを得ない(今))
…「底値圏は近いか?」
→「間違いなく近い。も、だからと言って、逆らって買う相場でもない今(”更なる買い場が来る”的ニュアンス)」
…「来年、米はマイナス成長になる」との報道等が多いが。
”名目成長率”に注目しましょう(今、目に見えてマーケットの数字に表れてる)。→現在、”名目成長率”は8-9%なので(∴CPIのこと)。
”名目成長率”とは「インフレ率を気にしなくていい」(純度100%の)今の成長率の数字なので。→すなわち(来るとすれば)「インフレ率を気にしなくてもいいリセッション」ということになる。
→今売ろうとしている人は、名目成長率(=名目インフレ率)のことを何も理解していないだけであって。
→∴今の下落は、コロナ時のヘリマネや、戦争による物価(コモ)上昇、人手不足(ヘリマネでのリタイア狙いが戻ってこない労働市場)による「賃上げ」等からの「インフレ」。←これの調整だということ。
→∴過去の局面と比べるものではない「来年のマイナス成長」論。
…米自社株買いへの課税(1/3~)について。年末にかけて自社株買いは膨らむ?
今は決算前のブラックアウト期間なので、直近では「できない」(∴今がトンネルの一番暗いところ。→Fedexみたいになりやすい)。も、
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- 節税売り
- 中間選挙前
- ロシアの「予備兵招集」材料
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など、「陰の極み」な9月。
→も、一旦長短金利差をつければ(逆イールドが解消されれば?)、上昇は一気に早くなると見ている(10月との声多し)。
→積極的に売る人が増えているが、「机上の空論的”名目リセッション”懸念」なだけなので、企業の業績はなんら変わらない、ということ。(”便乗値上げ”でフローを溜め込んでいるとの見方もある、とWORLD MARKETZ:渡辺さん。=経常利益⇑の米企業が多い今(便乗値上げ”今でしょ”的な))
しかし、コレがインフレ鎮圧を難しくしてる(便乗値上げ)。
- 韓国KBSのFOMC分析。~ワールドニュース 7:44頃
…3会合連続での0.75%利上げ。金利の誘導目標も「3.0~3.25%」となった。最も高水準。
…米8月CPI上昇で「1%利上げ」も予測されていたも、過剰な刺激を避けたFRB。も、「6.7.9月FOMCでの3回連続0.75%利上げ」は過去に無く、引き締めタカ派姿勢を示したFRBパウエル。
…6月FOMCでは「年末には3.4%」と示していたも、今回FOMCでは更に高い「年末4.4%になる」と。
→年内にあと2回残っているFOMC。中間選挙直前の11月には利上げ幅は大きくしないと見ても、あと1.3%の利上げが必要となってくる(12月大幅に?)。
→∴「来年4.4%・再来年3.9%」としているFRBなので、「再来年にQE(金融緩和)が可能になる」と見ている、とKBS。
※パウエル「物価が2%に向かって下落するまではQEはしない」と。「持続的かつ加速的に”証拠”を確認すれば。見れば」ともパウエル。
- 今朝キャッチでのFOMC分析。~BS1 8:00
…FRBは”利上げのタイミングが遅すぎた”という失敗。(景気後退を避けたかった&ウクライナロシアで先が読めず)
…この失敗により、リセッション(景気後退)が来ると見られている。
〈冷え込む兆しが見えてきた米住宅市場〉
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- 販売件数の低下
- インフレの終息が見えない
- 住宅ローンが過去最高水準を連日更新中。→∴住宅ローン金利の上昇で、購買意欲⇓による住宅マーケットの冷え込みへと。
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…「インフレによって、人手不足→賃上げ→物価上昇となり、良い企業の業績は”食い物”にされている」とパウエル議長。
「”任務完了した”と思うまでやる」ともパウエル。も、来年2月で満期退任。
- 日経FT:ジリアン・テット氏
…「年末or来年までに、FF金利は4.4%になると予想」
「誘導目標金利が3.0-3.5%なので、∴FRBは大幅に金利上昇されてくると見ている」
→∴クレカ金利も上昇となり、雇用⇓でのリセッション。(∴パウエルFRBの”鎮圧手段”に沿っていくと見られている)
よろしくお願いいたします。