おはよう御座います。
当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。
<今日の私的材料>
- 原油(WTI)は一時85$台をつけています(終値83.76)。7年ぶり高値。
…サウジアラビアのエネルギー相が「再び新型コロナ株感染が増えており、増産は難しい」的な発言をしての、85$台。
昨日に、サウジのムハンマド皇太子(最有力者)が「2060年までにCO₂排出を実質ゼロにする」と言及していますが、「原油輸出時におけるCO₂排出量は含まない」「今後も原油輸出を続ける」とも。
&「米ブラックロックが、サウジのインフラ基金設立に助言」というロイター記事(10/25 19:07)。∴サウジは、米共和制を選んだという事か。
米エネルギー長官は、①戦力備蓄oilを放出する。②自国oil輸出を禁止。にも言及しています(FT)。が、欧州・ロシア・サウジetc. の産油産ガス国に増輸入を一蹴されているバイデン。
⇒∴米のインフレ懸念は今後も高まる可能性、ともマーケットは見ている。
…今朝のモーサテで、ロールシャッハ・アドバイザリーのクラフトさんが「パウエルFRB議長の再任はあるか」について分析していました。まるっと。
現時点では、パウエル議長が最有力候補だが。しかし、再任は危ぶまれてきている。先日のFed2人のインサイダー辞職を発表した時も、自身のインサイダーについては一切言及しなかったパウエル」
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- 現在、民主党極左とエリザベス・ウォーレンさんが、SECにパウエル議長のインサイダー取引についての調査を求めている。
- ∴パウエル議長はSECの調査を免れることはできない。⇒論理的指摘を受ける可能性が高いと見る。
- バイデン大統領の支持率が(物価高騰・サプライ混乱での品不足で)急降下な今。&民主党内進歩派(左派)への”ガス抜き”の為に、パウエル議長を交代させる案がホワイトハウス内で持ち上がっている。
- 「インフレ懸念」で”バイデン支持率はUPする”と読んでいたホワイトハウス。⇒せっかくタカ派をFedに揃えてきたのに、上記③で、エリザベス・ウォーレンが推す(パウエルよりハト派な)ブレイナード女史が新FRB議長となれば、マーケットは混乱へと向かってしまうので要注意(トップが変わると、今までのメッセージも変わってくるので。”来年利上げ2回”etc. マーケットが既に織り込み済みなコンセンサス、利上げ時期が遅れる可能性が出てくる(ハトなので。∴マーケットは上昇となるか?)。&辞職させたFed2人のカムバックの可能性有り)。
クラフトさん発言は他材料にも有り。
Ⓐ独ifo(9月)は、前月比1.2ポイントの低下となった(低下は4ヵ月連続)。3ヵ月先の期待指数も低下。独当局は「サプライチェーンの混乱で、製造業への下押し圧力」と。
⇒これに対し「日本は独を”後追い”しているので、3・4ヶ月後には日本もこうなるだろう。期待指数が下がっているのは、①エネルギー高騰、②サプライチェーン問題、③長期政権が終わった、④新型コロナ感染の再びの増加、によるもの(7月にpt数が底打ち。も、英・ロシア・ウクライナetc. 各国でpt急増中)。”先行きに不安視”は米も同じ(米製造業景況感)」
Ⓑ「マーケットの更なる下押し圧力因」として、”労働力不足”がメイン材料となっている今。
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- 材料費の高騰(サプライチェーン混乱)
- ワクチン義務化拒否による労働力不足もクローズアップされてきた(接種していない社員を解雇・休職)
⇒∴労働組合員のストライキが急増中⇒より一層、解雇・休職者が増えると見られている。
⇒∴警察・消防士・救急・病院etc. のパブリック部門での労働力不足が顕著に。
⇒∴治安悪化・犯罪増・コロナ対応の遅れへと繋がる。
⇒∴バイデンは「ワクチン接種義務化を下ろしてくる可能性がある」と。
&ストライキ急増で、労働需給は更にひっ迫へと(&インフレ懸念も上昇)。
⇒∴バイデンは、中間選挙(来秋)対策 & 民主党内左派への対策として、労働案での譲歩をしてくると見られている。
⇒∴2019年GMのストライキ同様、「労働条件が大きく改善すると見られる」。
…ASEANの緊急会議(ミャンマーについて)。これにバイデンも参加の意向、とのこと。も、AUKUS(米英豪)に対し不満・疑いを持っているASEAN(『この3国で南シナ海を牛耳ろうとしている』と)。
…米決算。価格転嫁している企業が広く買われています。(米では今夜のマイクロソフト、日本では日本電産etc. の電子部品に注意)
…EVに使うバッテリー・炭酸リチウムが過去最高値に。
…川崎汽船:7-9月期決算が1年前の4割増と、経常益過去最高となっている。輸送増で。
(以前に小池都知事は『水素運搬船の入港料etc. を値下げするなど、”脱炭素”での代替エネルギーとして、水素に注目している』と仰っていました。『今後、水素は非常に重要となってくる』とも。∴更に上昇すると見られる)
仏:F2。「COP26を前に、石炭産出量を6%増やす」とした。中国の習。世界的に過去最高の石炭産出量となっている今。「電力の70%を石炭に頼っている中国」とディスっている内容。COP26の前に。
☆COP26後(10/31.11/1.11/2)に、川崎汽船の株価がどうなっているか(COP26は自動車産業への影響が大きいと言われている)。
…為替。JPモルガンチェース銀行:ササキさん。
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- コモディティが再上昇
- スイスフラン・ユーロ安
- $円レンジ内。
《FRBの利上げ開始の半年前な今》
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- 過去3週間で「来年2回の利上げ」を織り込んだマーケット。⇒「来年6月までに1回の利上げ」をも織り込んだ今。
- 「仮に”来年5月に利上げ”なら、”今”が要注意」。⇒過去(利上げの)半年前からドル円は下落していっている。⇒その後、円は急速に買い戻されている(日米金利差で、円の買戻しへと)。⇒現在、2015.6月と同じ状況。既に”利上げによる円売りポジションの巻き戻し”が始まっている。”来年2回の利上げ”確実と織り込むならば、円高へと。(パウエルは『今後、長期間インフレは継続する』と発言しています。も、『”来年利上げ”は時期尚早』とも発言。『インフレは来年も続く』とも)
∴ブレイナードさん(ハト)かパウエル(タカ)か。議長人事にかかっている外為。
※SKEW:140.94-139.34→140.94
※恐怖と欲望指数:67→71(先週高値72)
よろしくお願いいたします。