おはよう御座います。
当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。
<今日の私的材料>
- いろんな人が「4月の”サプライズCPI”で、米のインフレ懸念は織り込まれつつあり」と。今週の雇用統計が強くても、”インフレ懸念”ではなく”株高材料”へと素直に繋がる、と(&米長期金利も⇓)。∴コンテナ需要etc. 4月~5月の様々な経済指標が強いままなので、”潮目の変化”(石見さんが仰っていた”半年は続く”)は想定より遅れ、年後半になるかも、との見方も広がっている。
只、新造船が増えれば、逆に⇓懸念へと。∴当面は$安か。
テーパリングが”後ずれ”と見ているのは、SMBC日興証券やみずほ銀行。SMBC日興証券の森田さんは「金融緩和継続期待が根強いことから、テーパリング開始は来年」と。東海東京調査センターの方は「12月までにはテーパリング開始」と。モルガン・スタンレーは「米の物価上昇圧力が強いも(∴$固い)、FRBの姿勢で今は$上値が抑えられている。中国の元高が進んでいるが、物価上昇やコモディティ・材料価格の高騰で圧力がかかり、∴製造業への悪影響へと」と。∴中国が”風邪をひく”(∴世界中が風邪をひく) vs 米の官製好市場。
また、アジア発・北米向け航路のコンテナ輸送量は4月も2019年水準を2割強上回り、需要は強いまま(米年末商戦に向けての商品&100均の商品)⇒∴注視が必要、と日経FT豊嶋さん。「ここもインフレ懸念の芽」と。
…強い経済指標でも、米10年債金利は先週末も落ち着いていました(10年債金利:1.593(⇓0.017))。
4月の米個人消費支出も、5月のシカゴPMIも伸び率は大きく(4月PCE(コア物価デフレーター。FRBが一番注目してる項目)が21年ぶりの上昇となった。も、4月CPIがサプライズ過ぎて材料視されなかった)(PMIは物流停滞と人手不足の問題がある)、
&バイデン大統領の予算教書での求案は社会主義のように巨額で、
&米の賃金上昇圧力も25年ぶりに強く(∴地銀株が上昇な今。SP500銘柄を多く保有しているので(賃金上昇分を価格転嫁(消費者へと転嫁)するのが米のやり方。∴「価格上昇⇒業績上昇⇒株価上昇」と読んでの))、
&日本の地銀は先週は下落。ノジマとスルガ銀行の提携解消ニュースから、「”他行との提携、他業態との提携の難しさ”が浮き彫りになった今回のノジマスルガ」とDZHフィナンシャルリサーチの東野さん(京都銀行のMSCI指数除外は、他の要因のような気もするが)。「米の空運株⇑や、日本のワクチン進捗期待から、29000円を下回る辺りでは押し目が入り易い」とも。
…先週の上海総合は、”3日間”としては過去最高の海外資金が流入しました。3日間で71億$。
コロナ後に、中国金融当局は”バブル退治”をやってきたが、3~4月からその引き締めの手綱を緩めている今。これにより海外勢が勢いづいたと見られています。
買われた銘柄が多いマーケット⇒1位:チャイナネクスト(中国版ナスダック)、2位:深セン総合。
①中国の経済強い、②米中対立が収まってきてる、③コロナ禍バブルが一巡した。が流入因。
…気をつけたいニュースが2つ。
①イスラエル。ネタニエフ首相が退陣に追い込まれそうな今。
野党勢力(ユダヤ教政党、イスラム教政党、アラブ政党、中道派、極右、左派)が「合意の用意がある」と表明し、”反ネタニエフ”でまとまっている現況。6/2の組閣を目指しており、成立すれば政権交代となります(既に過半数の人数となっている今)。任期4年のうちの前半2年は極右派であるユダヤ教政党党首のベネット氏が首相の座に就き、後半2年は”最大政党の党首が首相を務める”という持ち回り制となる様子。「ネタニエフの贈賄罪疑惑を追及していく」としています。
これに対しネタニエフ首相は「裏切り行為だ」とし切り崩しにかかっています。”ハマスとの闘い”で支持を得たかったネタニエフの計画が失敗となり、ユダヤの思惑がどこに向かっているのか(も、野党勢力は極右、左派、イスラム、アラブetc. ”なんでもチーム”なので、果たしてうまくいくか?とも)。
※イランの大統領選は6/17。いくら選挙をしても最高指導者ハメネイ氏の一言で全てが覆るイラン。
②ベトナムで新変異ウイルス。「印型・英型が合わさった”ハイブリッド型”(2重変異。1度変異したウイルスが更に変異を繰り返したもの。)」。エアロゾル感染・1~2日で発症し、はるかに感染率が高い。
印超えのマレーシア。⇒∴アジア人DNA特有の”免疫システム不能”的な様相か。
…中国が、親米UAEに急接近、というニュース。5G・ワクチンで連携を図る、と。
& appleが、中国でデータセンターを稼働。”中国当局の下で”と。中国で失敗しつつあるテスラが仮想通貨急落のトリガーだった。
…米ゴールドマン・サックスが、日本への不動産投資を1000~1500億円規模から2500億円規模へと引き上げると表明。物流施設・データセンターREITへと。∴日本の不動産の下支えとなると見られています。
…米ガソリン価格:2014年以来の1ガロン3$台に!
経済再開で、”旅行需要⇑etc. での航空需要回復”なら、原油価格は更に上昇すると見られる。
…プーチンとルカシェンコ、5/29に会談(湖の船上で)。
「ベラルーシは、ロシアから多額の経済援助を受けることを決定」と。& プーチン「他にも考えるべき案件はある」とした。
よろしくお願いいたします。