おはよう御座います。
当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。
<今日の私的材料>
- 安倍首相辞意後の円急伸、100円到達可否はドル次第:欧州トレーダー(2020.8.29 AM3:31 ブルームバーグ)。先週金曜の動きは、ブルームバーグが一番腑に落ちたのでまるっと。要は、①日本国債が投げ売りされての、金利上昇による円高だったという事。②外国人は足元で売り越しだった(辞任前から日本株は見限られていた)というオチ。
…安倍晋三首相の辞意表明を材料とした円の上昇は、必ずしも今後の展開を示唆しない。
28日の外国為替市場で、円はドルに対して一時1.3%上昇。政治的な不透明性を警戒し、日本勢は安全性を求めて円買いを急いだ(日本国債は13銭安の151.42円)。欧州トレーダーやアナリストは、次期首相が財政・金融政策を劇的に引き締める公算は小さいとし(緩和継続と見ている)、日本の国内政情よりドルの動向(ドル売りポジションが大きい今)が円相場の行方を決定しそうだと見ている。⇒故にドル売りポジション建玉<ユーロ買いポジション建玉。
欧州のトレーダー2人によると、日本と投資家や企業は安倍首相の発表を前に資金を国内に還流させた。正式発表後は、月末特有の資金の動きがドルを圧迫する中で、モメンタム戦略のトレーダーも円ロングに加わったという。
リスクに対する条件反射的な動きはよくあることで、いずれ落ち着くだろうと、公に話す権限は無いとして匿名を要請したトレーダーは述べた。従って円が1ドル=100円に到達できるかどうかは、ドル次第だという事かもしれないという。
ドル円の1週間物インプライド・ボラティリティー(IV)は28日に288ベーシスポイント(bp。1bp=0.01%)上昇し、4月中旬以来の高水準となる8.92%に達した。これが短期間で低下するようなら、スポット取引の価格も狭いレンジに移行する可能性があることを意味する。円はG10通貨のうち、過去3か月の上昇幅が最も小さかった。
<今日の為替>ニッセイ基礎研
8/27のジャクソンホールのパウエルで(ゼロ金利長期継続の約束を明言した)金利急上昇となり、ドル高円安へ。⇒8/28の安倍さん辞任で、日本国債売りからの金利急上昇となり、円高ドル安へ。
⇒今週は落ち着きを取り戻すと見られている。(一時的に105円割れがあるかもしれないが、限定的。割れても短期と見られている。黒田総裁の任期は2023年4月までなので、ジャクソンでのパウエルと相まって、日米金利差は今までと同様、と。)
<今日の株>
戻りを試すと見られている。米マーケットのリスク選好は続くと見られているので(ジャクソンホールのパウエルで、ジャブジャブ資金が更にジャブジャブになってきたので)、外国人は日本に戻ってくるのか?米中デカップリングで、中国がメキメキと技術(国力)を上げてきている今(米との熾烈な競争で、イノベーションが起きている中国。研究開発に政府資金を投入しており、ほぼほぼ政府主導の「ネクストGAFA-M」が120社も乱立している中国(米は237社)。)。ポートフォリオに中国株を加えるマーケット参加者が急増していると。
…中国はAI技術や個人向けデータ技術etc.技術の輸出を禁止する、と昨日発表したばかりだが(TikTokを支える技術も含まれていると見られる)、米のTikTok買収が頓挫する可能性があり、南シナと相重ならないか注意が必要。
…サウジ系ファンドが、米株を大量売却したというニュース。中国ロシアチームへ参加したようなものか、サウジ。
よろしくお願いいたします。