おはよう御座います。
当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。
<今日の私的材料>
- FOMC。「労働市場(雇用)は強い」とパウエル。→「QTは強く出てくる」と見たマーケット。
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- 「『3.6.9.12月』の四半期ごとの利上げじゃなく、毎回(FOMCは今年あと7回ある)利上げ」とマーケットは受け取った。∴米金利上昇へと。
- 利上げ開始は「3月FOMCに決定する」と。
- QTについては「利上げ開始後にBSの縮小開始」と。も、不透明なままのパウエルだった。(『6月に決めて9月に始めると見ている』とグローバルマーケットエコノミスト:鈴木さん)
- FF金利の誘導目標レンジは引上げた。
- ”急ピッチ(スピード違反)”を連想させての、NYの乱高下となった。
…”強硬QT”については排除したパウエル。も、「金利もっと上昇させるのでは?(さらに強いタカ派)」という印象をマーケットに与えてしまった。
…テーパリングでの資産購入減額について。「資金供給の減額具合のバランスが分からない(未知な事態なので)」ともパウエル。
…今朝モーサテ:大和キャピタルマネジメントアメリカ:森本さんは「ナスダックの大底はいくらなのか?」について分析されていました。まるっと。
米実質金利の大幅上昇な今。
→PERの適正基準が分からない今。
→実質金利⇑で、PER⇓。PER⇓でも、実質金利⇓ならマーケットは許容している今。
予想PERは21倍と見られている。今年半ばにQTが始まれば、ナスダック底12917ポイント(1/25比⇓4.6%)。
→も、利上げ開始で落ち着くと見られている。
…今朝モーサテ:あおぞら銀行:もろがさんは「今日のFOMC後、この先の米景気の鈍化を織り込んで、米2年債と5年債の相関性は薄れてきている」と。
∴「利上げ・QTで米5年債利回りの上昇ペースは緩やかになると見ている。∴コアレンジは113-115での推移」と。
米CPI:7%な今(高止まり)。
「春以降はインフレは下がると見ている。も、順調ならFRBは利上げペースを速めると見ている」と。
&米景気は「今年:そこそこ高い」「来年:鈍化していく」。
→∴FRB利上げ・QTは米景気を殺していく(オーバーキル)と見られている(オーバーキルでインフレを退治していくFRB、とも見られている)。
FRBは、逆イールド(短期金利の方が上昇)はオーバーキル懸念で止めてくると見るので、米市場は「長期化しない米景気鈍化(も、一時的には強いショックがあると見ている)」、&FRBには「丁度良い逆イールド」となる、とも。~東短リサーチ:カトウさん
- FT。「株式と債券、両方が売られている今(去年とは正反対)。→∴”流動性不足”の懸念が出てきた(∴今の株価の高値維持が困難になってくると見ている)」
マーケットは「FRBはもっと早く動くべきだった。『インフレは一時的』を引っ張りすぎたのが敗因」と見ている。
(それが、優良だった地方債までが売り込まれてしまった今の状況を招いた、と)
- 中国・習と中央アジア6ヵ国の”運命共同体”30周年イベント。
旧ソビエトの中央アジアを巡り、ロシアと中国の間で”花いちもんめ”な状況。
&ウクライナ問題では、習は「良い顔をしていない」という報道も伝わっている(ロシアの行動に対し)。
→∴パワーバランスが見えない今。(も、プーチンは北京五輪開会式に出席予定。本当に行くのか?)
WTO:中国に対し、米国への報復関税発動を認めた。
年間6億4500万$相当(中国の要求は下回った)。→バイデン政権に更なる痛手となると見られている。
- 「ロシアが求める『NATOの東方拡大阻止』を拒否した回答をロシアに送った」と、米ブリンケン国務長官の臨時会見。
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- 交渉の余地があるかどうかは、今週中に分かると見ている。
- 「ラブロフ発言からロシアのエスカレーションの緩和シグナルは見えてこない」と独ZDFニュース(回答後の発言)。
- 日経FT「プーチンを怒らせるのは間違いない」「プーチンの出方は神のみぞ知る」
- NYホリコさん。
…パウエル議長に振り回された今回のFOMC。マーケットはタカ派と捉えた。
声明文:ハト派 & 会見:タカ派。サプライズは無し。
…「利上げ開始後にBS縮小開始(QT)」「(QTを)これまでよりずっと早い時期(にやる)」と言ったところで、米金利上昇。
→マーケットはおののいて、3指数揃って⇓へと。
→も、「これまでよりずっと早い時期にやる(できる)」のは当然なのだ、とホリコさん。
ホリコさん「Fedが金融緩和策で買ってきた国債・社債は、殆どが短期のもの。CPは償還が1年以内だし。∴自然消滅(満期での自然滅)は当然早いのであって(『投売り』などのワードは全く出てこなかった)。QTの額も、パンデミック当初の緩和額(債券資産購入額)が8000億$から始まり、拡大を続けて4~5兆$に。&変異株連打によって9兆$まで拡大しているが、そんなに驚くような額でもないのである。『利上げをする』というのは『FFレート(2年・5年債利回り)が上昇する』という事なので、∴短期金利は上昇するのが当然(普通)なのである。今日の『金利⇑での3指数⇓』は、金利を知らないで株を買っている人たち(パッシブの人達。パッシブ=指数連動型を狙っている、企業業績etc. を勘案しない人達)がマーケットには多すぎ、という事を表している」と。
…「ナスダックも、この良決算で上昇しないのは異常」とも。
今日はバリューも売られて、「企業業績を全く分析していない人が多すぎる」とも。「企業価値を知らないで売っている」(アルゴリズムなのかどうかは置いておいて)。
「1年前くらいから皆が金利で騒ぎ始めたが、そもそも、株が⇑20%の時に金利⇑1%を気にするか、という点が『?』だった」
…”底入れ”のタイミングは近付いているか?
→パッシブを持っている人たちに聞くしかない(∴下落局面がどこまでいくか分からない)。
値幅はまあまあ底入れに近づいている(⇓20%は当然だった。やっと適正値に戻った感)。
→も、去年SP500etc. でマイナス6%位で行けてしまったパッシブの人達は、まだ諦めていないだろう。
→∴「痛みをもう少しくれてやろう」という狩り場の主の意向が働くと見ている。→「もう少しの”時間調整”があるはず(調整局面にもう少し時間をかけてくるだろう)」とも。
よろしくお願いいたします。