酔いどれおやじの我が儘・気ままな雑記帳

酔っぱらいの戯言です・・・・・・・・

あぁ・・・当たってうれし、当たって苦し

2018年03月08日 | 酒器 陶磁器
本日 3/8 17時前、大阪高島屋から電話が・・・・・

当選されました、福永先生の、○○です。

う、うれしい!!!!!

が、3件入札して、一番高いのが当たったんです。

し、支払い! く、苦しい!!!


担当者に聞くと

見附君のはすべて入札があり、完売。

福永さんのは、

高額2点だけが入札なし。


残った2点は、会期中いつでも買えます。

特に、一番高額の蓋物は秀逸です。

お金にゆとりのある方は是非!!!!!!!


福永さんから聞いた話です。

通常、作家さんは複数の作品を並行して作るものですが、

この蓋物は、これ一つだけを集中して作り3か月かかったそうです。

焼き上がったときは、ほっとしたそうです。


福永さんの色絵の特徴は、盛り上げ。

同じ色を塗っては焼き、塗っては焼き、色に厚み・深みをもたせます。

例えば、龍のうろこを描くとき、

多くの作家さんは、龍の胴を黄色一色でいっぺんに塗ります。

どうしても平面的です。

福永さんの場合、うろこを一枚ずつ塗り、焼いては塗って盛り上げ、一枚ずつのうろこが並んで龍の胴ができます。

光の陰影で、一枚ずつのうろこが浮かび上がり立体的です。


この蓋物は大物なのに、その絵は非常に細かい。

3か月かかったと聞いても納得できます。

価格もね^^;


また、焼く回数が多いほど、失敗の可能性が高くなります。

釉が流れて隣と引っ付いたり、剥がれたり。

3か月後の最後の焼きで、失敗したら元の木阿弥。

うまく焼きあがった姿を見て、ほっとされるのも当然でしょう。


そんな作品が、残った蓋物です。


福永さんは、今回の展示会のため、1年以上も展示会には参加せず、制作に没頭されたそうです。

奥様にも、これから一年収入無いから、と伝えたそうです。

1年間で作った作品の全てがこの展示会です。

世間にあまり名前が知られてないのは、ほとんど展示会に参加されないから。

というか、そんなに数ができないから。

この展示会を逃したら、次回大阪での開催は・・・・・・・・???


焼きもの好きはお見逃しなく!!



えっ、私の当選した作品???

会期が終わってからでも、改めて^^;


それから、冬眠から覚めて間がないのですが、永久凍土に入って凍結冬眠に入りますm(_ _)m