むかし・あけぼの

田辺聖子さん訳の、
「むかし・あけぼの」
~小説枕草子~
(1986年初版)角川文庫

横道へ

2024年09月15日 15時55分18秒 | 「むかし・あけぼの」  田辺聖子訳


現在放映中の、
大河ドラマ「光る君へ」
脚本担当の大石静氏

主人公である、
紫式部と清少納言の比較を
語ったネットニュースを、
今、読んだところ

「紫式部と清少納言、
この二人では、
才能が比較にならないと、
思いました」

と氏はいわれて、

「清少納言は、
言葉選びのセンスはいいけど、
内容としては、
自分が仕える中宮と、
そのサロンがいかに素敵か、
というヨイショのエッセイです

紫式部は、
『源氏物語』の中で、
権力批判や文学論、
人生観、
生きることのむなしさなども、
描いています

なので作家としての、
格が違うのです
清少納言とは」

だそうです

~~~

ここまで読んで、
読むのを中断しました

田辺さんは、
お二人の才能を、
お互いないものを持っている、
と比較なさることなく、
ほめておられました

けちょんけちょんに言われた、
清少納言ですが、
田辺さんの受け売りでいえば、
紫式部は日記の中で、
清少納言のことを、
ぼろくそに書いています

それを読んだ清少納言、

「かわいそうな人」

とたったひと言

どこが「格」が違うのでしょう




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