今日はまた久しぶりに新聞ネタです。
これまでも何度も取り上げてますが、
朝日新聞夕刊の
人生の贈りもの
の欄からです。
今週は数学者の
藤原 正彦 さん(64)
のインタビューが載っています。
藤原 さん は
『国家の品格』 (岩波新書)
という本の著者でもあります。
みんなも本の名前は
聞いたことがあるんじゃないかな?
ベストセラーだからね。
(笑)
で、一昨日の記事では
こんなことをおっしゃっています。
――― 「品格」 という言葉が大流行しました
日本国民の大半が感じていたけど、言い表せないでいたものを言い当てたのかも。私たちが失っていたのは、これだったと。祖国の先人たちが作り上げてきたすばらしい道徳や秩序、そして情緒。文化や芸術、学問において人類に貢献してきたことから生まれる自信と誇り……。今の日本人からはすっかり失われてしまった。
個人が品格を失えば、国家も品格を失います。その証拠に今の日本では、弱いものいじめが公然となされている。日本人が昔から憎んできた卑怯(ひきょう)以外の何ものでもありません。
――― 『国家の品格』 でも攻撃してやまないアメリカ流の市場原理主義のことですね
そうです。大きなものも小さなものも、強いものも弱いものも、何の規制もなく同じ条件で競争する。これを公平と見なすのが市場原理主義です。もっとも効率の良い経済のあり方かもしれない。でも、強いものは勝ち続け、弱いものは負け続けるのが現実です。1人の勝者と9人の敗者が生まれる。
――― 国家という仕組みは必要でしょうか?
絶対に必要です。各国・各地方に生まれた文化や伝統を守るためです。経済においても、サブプライム問題は、発端はアメリカの低所得層向け住宅ローンの焦げ付きだから、本来はアメリカの国内問題のはず。それがグローバリズムにより、世界を危機に陥れている。 「人・モノ・金」 の流れに国境がなくなると局所の破綻(はたん)が全体の破綻につながる。隔壁のないタンカーみたいなものです。 『国家の品格』 で危惧(きぐ)したものです。
ネットをいろいろと見ていたら
どうやら 『国家の品格』 には批判もいろいろとあるようだね。
(笑)
例えばコチラ。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/2b365b2a38ca7996074020857aca73c4
批判を読んでみると分かるけれど、
「確かにその通りかも…」
ってのもたくさんあるよ。
(笑)
でもね、藤原 正彦 さん の両親はともに
作家の 新田 次郎 さん と 藤原 てい さん
ということだそうなので、
自ずと作家的・芸術家的な感性や直感が
大きく働いているんじゃないのかな?
ま、いずれにしてもさ、
このインタビュー記事の中にも
僕らが今考えてみるべきことのヒントが
たくさん含まれているようには思うよ。
(笑)
では、今日はここまで。
僕のホームページもよろしく!
こちらです。
guitarbuddha's homepage
これまでも何度も取り上げてますが、
朝日新聞夕刊の
人生の贈りもの
の欄からです。
今週は数学者の
藤原 正彦 さん(64)
のインタビューが載っています。
藤原 さん は
『国家の品格』 (岩波新書)
という本の著者でもあります。
みんなも本の名前は
聞いたことがあるんじゃないかな?
ベストセラーだからね。

で、一昨日の記事では
こんなことをおっしゃっています。
――― 「品格」 という言葉が大流行しました
日本国民の大半が感じていたけど、言い表せないでいたものを言い当てたのかも。私たちが失っていたのは、これだったと。祖国の先人たちが作り上げてきたすばらしい道徳や秩序、そして情緒。文化や芸術、学問において人類に貢献してきたことから生まれる自信と誇り……。今の日本人からはすっかり失われてしまった。
個人が品格を失えば、国家も品格を失います。その証拠に今の日本では、弱いものいじめが公然となされている。日本人が昔から憎んできた卑怯(ひきょう)以外の何ものでもありません。
――― 『国家の品格』 でも攻撃してやまないアメリカ流の市場原理主義のことですね
そうです。大きなものも小さなものも、強いものも弱いものも、何の規制もなく同じ条件で競争する。これを公平と見なすのが市場原理主義です。もっとも効率の良い経済のあり方かもしれない。でも、強いものは勝ち続け、弱いものは負け続けるのが現実です。1人の勝者と9人の敗者が生まれる。
――― 国家という仕組みは必要でしょうか?
絶対に必要です。各国・各地方に生まれた文化や伝統を守るためです。経済においても、サブプライム問題は、発端はアメリカの低所得層向け住宅ローンの焦げ付きだから、本来はアメリカの国内問題のはず。それがグローバリズムにより、世界を危機に陥れている。 「人・モノ・金」 の流れに国境がなくなると局所の破綻(はたん)が全体の破綻につながる。隔壁のないタンカーみたいなものです。 『国家の品格』 で危惧(きぐ)したものです。
ネットをいろいろと見ていたら
どうやら 『国家の品格』 には批判もいろいろとあるようだね。

例えばコチラ。

http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/2b365b2a38ca7996074020857aca73c4
批判を読んでみると分かるけれど、
「確かにその通りかも…」
ってのもたくさんあるよ。

でもね、藤原 正彦 さん の両親はともに
作家の 新田 次郎 さん と 藤原 てい さん
ということだそうなので、
自ずと作家的・芸術家的な感性や直感が
大きく働いているんじゃないのかな?

ま、いずれにしてもさ、
このインタビュー記事の中にも
僕らが今考えてみるべきことのヒントが
たくさん含まれているようには思うよ。

では、今日はここまで。
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