今夜、これまでの歴代のレジェンドたちの試合があった。
ヤクルトスワローズを支えてきた多くの選手たちが、
また神宮球場に集まって50周年を祝った。
その中にノムさんの姿も・・・。
しかしノムさんはもう自分の力で立てなかった。
そのノムさんにずっと付き添っていたのが、
ID野球の申し子、古田敦也だった。
そして真中さんと古田さんに支えられて、
打席に立ったノムさんは、
力いっぱい、精一杯の力でバットを振った。
それは弱々しくて、かつての面影はもうなかったけれど、
私もちゃだも涙なくては見られなかった。
私はちゃだと一緒になったときの時代の選手たちを見て、
その時の辛かったことをまざまざと思い出し号泣した。
ノムさんは最後の最後に挨拶に立ち、
「最下位、何をやっとるんだ・・・」と往年のぼやきを感じさせ、
ヤクルトへの愛情を本当に語っていた。
私は監督時代にノムさんが大好きだったわけではないけれど、
一時代を築き上げたノムさんはやっぱりすごいと思う。
そして試合中、ずっと横に座って話をしていた古田には、
現役時代と同じ何かを感じたのだった。
こんなオールスターが集まることはもうないかもしれない。
感動的なひと夜だった。
そしてヤクルトスワローズのチーム愛を再認識した夜だった。
くぅ