2021年度の立山黒部アルペンルートは4月15日に全線開通しました。2020年度はいったん開通はしたものの閑古鳥が鳴き、すぐに運休となってしまいましたが、今年はそれよりはマシとはいえ観光客は相当少なくなっています。
さて、もともと観光地値段な立山黒部アルペンルートですが、今年はさらに値上げされています。
立山駅~黒部ダム間の運行を担当する立山黒部貫光の公式サイトによれば・・・
2020年12月に立山ケーブルカー・黒部ケーブルカーの上限運賃の変更認可申請と立山高原バス実施運賃届出を行い、
https://tkk.alpen-route.co.jp/wp/wp-content/themes/tkk002/pdf/ir-r021224.pdf
2021年3月にケーブルカー区間の認可を国土交通省から受け、全線開通日から晴れて値上げとなりました。
https://tkk.alpen-route.co.jp/wp/wp-content/themes/tkk002/pdf/ir-r030302.pdf
立山ケーブルカー<所要7分>=730円→960円(本当は1090円まで値上げできますが、今のところはこれで勘弁してやる?)
立山高原バス<所要50分>=1740円→2200円
黒部ケーブルカー<所要5分>=870円→1050円(本当は1150円までに値上げできますが、今のところはこれで勘弁してやる?)
で、マイカー客がよく利用する立山~黒部ダム~扇沢間の各種交通機関合算の片道運賃は870円値上げの9300円となりました。
https://www.alpen-route.com/access_new/fare/person/index.html
いずれも所要時間の割に運賃が割高ですが、維持管理費も相当に上りますし(1番目のPDFファイル参照)、生活の足として利用しているのは自社運営の施設の従業員だけですからね・・・
まあ、スイスの登山鉄道はもっと割高で、グリンデルワルト~ユングフラウ間の所要時間が片道1時間18分なのに対し、運賃は日本円で往復2万4千円程度です。