関連ブログ記事・・・2021/3/29付「都城志布志道路=畜産業のための自動車専用道路」、2021/5/31付「東九州自動車道の志布志~鹿屋串良間が7/27開通」、2021/11/17付「都城志布志道路は2024年度に全通・・・ようやく都城市街地を回避するバイパスができます」
都城志布志道路の都城側(国が事業主体)に続き、志布志港側(鹿児島県が事業主体)も2024年度内に開通することになりました。情報源は、県知事の県議会一般質問における答弁です。
https://373news.com/_news/storyid/186513/
東九州道と接続する志布志ICは志布志市の内陸部にあり、畜産飼料が到着する志布志港からはかなり離れています。この区間の開通により、「畜産業のための自動車専用道路」である都城志布志道路の価値はより高まります。
ただ、2023/11/30付ブログ記事でも書いたように鹿児島県公式サイトにおける「鹿児島県が事業主体となる県内の高規格道路」の情報提供体制はあまりにも貧弱ですし、地元志布志市の公式サイトの情報も五十歩百歩です。最も分かりやすいのは、この区間が2011年に事業化された際の新規事業採択時評価結果かもしれません・・・これとてもまだまだ不十分ですけど
https://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-hyouka/23_2sinki/1_h22_030.pdf
GoogleMapの志布志IC・志布志港周辺の地図を見ると、志布志ICのやや東側から東九州道につかず離れず南下し、国道220号と交差して志布志港方面に向かう2車線の道路が存在します。この道路の2023年夏~秋現在のストリートビューを見ると、志布志ICに近い側では道の真ん中に高架橋の橋脚が林立しており(例1)、やや離れた側では道の真ん中で橋脚建設の準備工事が行われています(例2)。そして、さらに南の台地と海岸沿いの低地を結ぶ坂道では、道路拡幅のための土木工事の最中です(例3)。低地の側では再び道の真ん中に高架橋の橋脚が林立しており(例4)、あと1年あまりでの開通は確実そうですね。なお、志布志港IC付近の国道220号と交差する跨道橋部分は都城方面行のみ供用されています(例5)・・・Wikipediaによれば2019/3/27供用開始とのこと
ちなみに、志布志ICにおいて都城志布志道路と東九州道は直接接続していません。鹿児島県公式サイト上にある東九州道志布志IC~鹿屋串良JCT間開通時のアナウンス記事でようやく分かるように、いったんランプを経て一般道との交差点に出てから、改めて東九州道に入るようになっています。
都城志布志道路志布志IC手前のストリートビューはこちら・・・まっすぐ伸びる予定の本線は、今回紹介した志布志港へのルートにつながります
都城志布志道路志布志ICのオフランプ部分のストリートビューはこちら
都城志布志道路志布志ICを出て一般道と交わる部分の手前のストリートビューはこちら
一般道との交差点(まっすぐ行けば無料の東九州道)のストリートビューはこちら・・・左側(東側)は志布志港ICに向けての延伸建設現場
<12/8追記>
志布志IC~志布志港IC間<事業名は「志布志道路」>の再評価結果(令和3年度事業継続箇所)が国土交通省サイト内で公開されているのを発見しました。
https://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-hyouka/r2sai/2_r2_172.pdf
国道220号以南は臨港道路(港湾設備に含まれ、道路法の適用外)として2020年度までに完成済となっています。また、串間方面に延伸すべく事業化済みの東九州自動車道とは、志布志ICの南側で交差するように描かれていますが、「最終的に交差部付近にジャンクションができて、下道に降りることなく都城志布志道路都城側と東九州道を行き来できるようになるのかどうか」については上記資料内の図からは読み取れません。志布志ICに志布志港方面からのオフランプが設けられない(即ち、志布志道路の開通時点では志布志港ICから東九州道串良方面には行けない)ことは読み取れますが、