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大阪バスの一部路線のICOCA対応状況報告 <1/30追記あり>

関連ブログ記事・・・2023/1/10付「大阪バスが一部路線でICOCA導入&新大阪駅~一流ホテルの新路線開設?」、2023/1/13付「大阪バスが一部路線でICOCA導入、新路線は公表お預け

2023/1/27より、大阪バスの市内路線バス「御堂筋線」「俊徳道駅・近畿大学線」でICOCAなど全国相互利用対象の10種のICカードが使えるようになりました。

早速1月28日にPiTaPaで乗車してきましたので(御堂筋線の5系統:大阪駅桜橋口→ホテルプラザオーサカ間)、報告します。ちなみに、その翌日の1月29日は大阪国際女子マラソンのため御堂筋線は全路線終日運休でした。

運賃箱にはスマホが内蔵された箱が取り付けられています。1月10日付のリリースに添えられている【端末イメージ】の図の下に「※実際の設置方とは異なります」とありましたが、確かに大きく異なりますね(リリースでは支柱にスマホ付きの箱が取り付けられています)。

「箱の上部にICカードリーダーがあり、そこにタッチする」点だけはリリースの通りです。

乗車口にはICカード処理機は設置されておらず、降車時のみにタッチするという流れです。この方式だと運賃が全区間均一の路線にしか導入できませんね。

大阪バスの市内路線バスはこのブログを書いている時点で5路線ですが、布施大蓮線および東大阪西地区循環バス(北回り線)は乗車区間により運賃が異なります。

http://www.osakabus.jp/wp-content/themes/osakabus/common/img/shinai/fare-table1-2.pdf

http://www.osakabus.jp/wp-content/themes/osakabus/common/img/shinai/fare-table-2021kita.pdf

また、八尾志紀線は期間限定で平日朝夕以外全区間100円均一ですが(2022/12/13付ブログ記事「八尾市内・藤井寺市内のバスが期間限定で100円均一に(平日朝夕以外)参照)、通常は乗車区間により運賃が異なります。

http://www.osakabus.jp/wp-content/themes/osakabus/common/img/shinai/fare-table4.pdf

したがって、この簡易型端末によるシステムを導入している限り、上記路線のICカード対応は困難です。

但し車両自体は上記路線と共通運用のため、車内でも車外でも八尾市内・藤井寺市内の100円バスキャンペーンを宣伝しています。

ちなみに、私が乗車した大阪駅桜橋口発12:00の便には、他にも乗客がおり、ICOCAで運賃を精算していました。12時前には当該バス停に長蛇の列ができており、他の方々は同じ12時発の名古屋特急ニュースター号に乗車するつもりだったそうですが、実は滋賀県内大雪による新名神通行止めのため1月28日発の名古屋特急ニュースター号は終日全便運休で、来ないバスを待っていたことになります・・・ バス停の標柱にはちゃんと掲示されていましたが、この方々は自分のスマホに運休の通知がないのでその掲示も見ずに並んでいたらしく、私が運休の掲示を教えると唖然としていました。

<1/30追記>

PiTaPaの利用履歴を照会したところ、事業者名は「大阪バス」と表示され、ポストペイではなくプリペイド(ICカードへのチャージ)部分から210円が減額されていました。京阪神地域ではJR西日本の鉄道線をPiTaPaで利用した場合もポストペイ扱いとなり、西日本JRバスもICOCAではなくPiTaPaのシステムを導入していることから、大阪府内唯一の「PiTaPaのプリペイド部分が利用可能な交通機関」となります。

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