前回2023/11から1年2か月ぶりに、京奈和自動車道・橿原市内未開通区間の状況を見てきましたので、報告します。今回の対象は、橿原北ICからイオンモール橿原付近の間です。
1.橿原北IC~中和幹線の間
前回報告のブログ記事はこちら・・・京奈和自動車道・橿原市内未開通区間の2023/11時点の状況(その2)(その3)(その4)
橿原北ICの南側にある架け替え予定の歩道橋上から、京奈和本線を支える予定(だが数年後レベルではその日が来るとは思えない)の巨大な橋脚を遠望する。
同じ歩道橋の上から、すぐ南側に建設中の京奈和道開通後の道路幅に対応した新歩道橋を望む。本体工事は既に完了していますが、アプローチ部および歩道橋上の照明設置が未完のため供用開始には至っていません。
両側ともアプローチ部は「北側がスロープ構造・南側が階段構造」ですが、階段のほうも未完です。現地掲示によれば工期は「令和7年5月30日まで」とのこと。
2.中和幹線との交差点~近鉄大阪線との交差部
中和幹線との交差点では、四隅ともに鉄骨構造物が立ち上がりつつあります。
北西側の2基。工事件名は「大和御所道路曽我地区周辺整備工事」とあり、具体的にこれが何なのかは不明です。
南西側と南東側では、より道路側に設置されるからか防音シートが貼られています。
南東側も2基でした。
北東側は最多の3基です。
北東側のみで、これら鉄骨構造物の正体が種明かしされていました。仮設横断歩道橋の下部工事です。
つまり、国道24号と中和幹線との交差点は約40年前の橿原バイパス開通以来全方向とも「歩行者・自転車・軽車両は地下道を通る」ようになっていましたが、京奈和道の建設工事に伴いアプローチ部がことごとく工事エリアに含まれてしまい通行不可となるため、その代わりに全方向に仮設の歩道橋を設置して対応するわけです・・・ その仮設歩道橋は自転車や軽車両を通行可能にすることが必須ですが、スロープ構造・エレベータ併設のどちらになるのでしょうね?
そして、この仮設歩道橋が供用開始されない限り、交差点部分における京奈和道の建設工事は次のステップ<京奈和道用の掘割の掘削工事とか>に進めることができないわけで、全面完成はまだまだまだ先です。
近鉄大阪線をアンダークロスする歩道部。東側は半分が水道管に占領され、西側も幅が狭い状態で固定されてしまったようです。
(つづく)