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国道483号北近畿豊岡自動車道の新規直轄国道指定区間について

関連ブログ記事・・・2024/3/20付「九州中央自動車道・高千穂雲海橋道路(事業中)が直轄国道化

上記ブログ記事で

>・国道483号(兵庫県北部と京都府北部で整備中の高規格道路「北近畿豊岡自動車道」のうち6.1km区間=別記事で解説予定

と書きましたが、遅まきながら解説します。

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=333CO0000000164 (2024/4/1時点の情報)

国道483号として指定されている区間は、全体が「北近畿豊岡自動車道」(起点・豊岡市、終点・丹波市)に相当します。全区間が兵庫県内ですが、最終的には起点側で山陰近畿自動車道(兵庫県北部と京都府北部を結ぶ高規格道路)に接続する計画になっています。終点の春日JCT・ICでは舞鶴若狭道と接続します。

https://www.kkr.mlit.go.jp/toyooka/road/kitakinki/index.html

このブログを書いている時点では、但馬空港IC<豊岡市上佐野に所在>以南の全区間が開通済みで、このうち遠阪トンネル区間以外が直轄国道となっています。遠阪トンネル区間は但馬と丹波を隔てる険しい遠阪峠を回避するために1977年に開通した一般有料道路であり、後に一部改築の上北近畿豊岡自動車道の一部に組み込まれたという経緯があるため、現在も兵庫県道路公社が管理しています。ちなみに、但馬空港ICは但馬空港のターミナルビルから2km程度離れています=付近のGoogleMapはこちら

そして、2024年秋開通を目指す豊岡道路区間(豊岡出石IC~但馬空港IC間2.0km)も、既に直轄国道に指定されています。2024/3/31までの政令上の起点である「豊岡市戸牧字畑ケ中1830番2」の具体的な場所はネット上の情報だけでは特定できませんでしたが、おそらく公立豊岡病院(戸牧1094番地)の南方の豊岡出石IC予定地のどこかと思われます。

したがって、今回新たに直轄国道に指定されたのは、さらにその北側の豊岡道路(II期)として建設中の区間です。北端の豊岡北IC・JCT<仮称、豊岡市新堂に建設予定>で国道178号と接続し、将来は山陰近畿自動車道とも接続します(2023/3/9付ブログ記事「城崎温泉近くまで通じる高規格道路がまもなく事業化へ」参照)。

2020年度に新規事業化され、

https://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-hyouka/r2sinki/1_r1_010.pdf

2023/12/16に起工式典が開催されました。

https://www.kkr.mlit.go.jp/toyooka/news/press/2023/20231005.html

ただ、上記2つのURLの先の情報では豊岡道路(II期)の延長は5.1kmとされているのに対し、政令上で今般追加された区間の延長は1km長い「6.1km」となっています。

https://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_001777.html

何故でしょう?

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