関連ブログ記事・・・2023/1/15付「2023/1時点の清滝生駒道路未開通区間の現況(その1)」
上記ブログ記事で紹介した「国道163号精華拡幅」(大阪側から見て清滝生駒道路の続きとなる京都府域部分の拡幅を中心とする改良工事)について、2月上旬に現地を見てきたので、東端の木津川市側から順にレポートしていきます。
このブログを書いている時点では、精華町乾谷地区の別ルートによる立体交差化部分が工事の真っ最中で、2022/12/12に年度内4回目の交通切り替えがなされ高架橋の通行が可能になりました。
https://www.kkr.mlit.go.jp/kyoto/news/press/2022/sih68m000000nfge-att/kisyahappyou221101.pdf
引き続き歩道の整備工事を行い、当初見込み通り2023年春に完成予定です。
1.木津川市相楽(さがなか)~京奈和自動車道山田川IC間
古くからの市街地である木津川市木津地区を長方形の二辺を通る形のバイパスで避けた国道163号は、JR学研都市線西木津駅に近い相楽交差点からもともとのルートまたは旧道に並行したルートに戻り、大阪を目指します。
この区間は精華拡幅の一部をなしますが、実際には上記事業評価監視委員会の資料の11ページ目にあるように、用地取得にさえ着手していません。したがってレポートの意味がありませんが、せっかくなので、歩道から撮影した風景を紹介します。
相楽交差点のすぐ西側。余裕のある都市計画道路です。
その先すぐにある新旧道の分岐点。ここから旧道は山田川を渡り、両側に家屋の連なる狭い2車線のまま近鉄京都線を踏切で越え、その先も乾谷地区まで山田川の北側を通ります(現在の国道163号はずっと南側を通る)。
国道163号が近鉄京都線を乗り越える跨線橋の手前。現地付近のGoogle航空写真を見れば、右側の空き地が4車線化のための用地であることが一目瞭然です。
跨線橋上に木津川市と精華町の境界があります。高架下からのストリートビューでわかるように橋脚は4車線分準備されており、その気になれば跨線橋東側~山田川IC間については追加の用地買収を行うことなく4車線化が可能ですが、京都国道事務所としては費用対効果面から事業着手対象から外したままということなんでしょうか?
跨線橋の西側。
前方が京奈和道山田川ICの京都方面オンランプです。こちらも4車線分の橋脚が準備されていますが、このブログを書いている時点で4車線化の計画は具体化していません。
(つづく)