関連ブログ記事・・・2022/9/30付「JR東の地域連携ICカードが長野市近辺に進出、県内他地域はどうなる?」
長野県知事と市長会・町村会の代表者が、県と市町村の在り方や市町村に影響を及ぼす県の施策の企画・立案及び実施等について協議する場である「県と市町村との協議の場」の第25回会合が2023/5/25に開催されました。メインは「長野県における交通キャッシュレス化についての意見交換」でした。
https://www.pref.nagano.lg.jp/shinko/happyou/20230522press.html
https://www.chunichi.co.jp/article/697097
長野県には市町村などを対象に「交通系ICカードへの対応に必要な経費の3分の1以内を県が補助する」という独自の施策があり、これを2025年度まで続けるとともに、国の補助と合わせ市町村などの負担を必要額の3分の1に抑えることで導入を広げる方針を示したそうです。
最近はクレジットカードのタッチ決済を導入する交通機関も増えてきていますが(これなら外国人観光客でもわざわざICカードを購入することなく自前のクレカで乗車可能ですし、機器もICカードより安上がり)ですが、長野県としては交通系ICカードを推進していくわけですね。
現実には、長野県が出資するしなの鉄道は交通系ICカード導入に向けて動いていますが、
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2022111800188
他の私鉄や路線バスのICカード導入に関する具体的な動きは長野市近辺(独自のバスICカードをJR東日本の地域連携ICカードに置き換え)だけで、県内第二の都市である松本市でさえも導入の動きはありません。この負担額軽減制度で、松本市とアルピコ交通は動くでしょうか? また、2022/12/1~2023/2/28の期間限定でキャッシュレス決済の実証実験を行った(2022/12/2付ブログ記事「長野県木曽町のコミバスがWAONやSuicaなどで乗れます(3か月間限定)」参照)木曽町が本格導入に向け動くかどうかも注目です。