4.旅立つ空港図書館(国際線搭乗待合室)
「旅立つ空港図書館」として活用されることになっている国際線搭乗待合室ですが、現在空港利用者が立ち入ることが可能なエリアからは(セキュリティ上当たり前ですが)隔離されています。
新ターミナルを国内線ターミナルと反対側から見た様子。1階の窓が見える部分の中が出国審査場、ニッポンレンタカーの事務所に隠れた部分の壁の向こうが国際線搭乗待合室に相当するはずです。2階に通じる外付けの階段は当然閉鎖されています。
ということで、「旅立つ空港図書館」がオープンしたとしても、国際線出発ロビーから保安検査場・出国審査場を通過せねばたどり着けません。国際線搭乗客の検査・審査のために必要なセキュリティ機器類が既に室内に設置されているのかどうかは不明ですが、もし設置されていれば、安全面から別の場所に持ってゆく必要がありますね。
2023/9/27付ブログ記事の<追記>で紹介した紀伊民報の記事には「本棚には既に3つのテーマに沿った計50冊の本が並べてある」「現在イベントや商品・作品の展示など活用を検討しており、その時に一般開放していく予定」の意味合いの記載があり、2023/10/14に空港で開催予定の「空の日フェスタ」でのお披露目を期待していましたが、チラシを見ると「国際線ターミナル2階でのイベント・展示」や「新ターミナル保安エリア見学ツアー」が予定されているものの、旅立つ空港図書館に関する記述はありません(保安エリア内にあるので見学ツアー参加者への説明はあるのかもしれませんが)。
ということで、チラシに記載されている電話番号(国内線ターミナル2階の部外者立入禁止エリア<空港公式サイトの空港施設案内で、2階の図のうち左側の灰色の部屋群が該当>にある南紀白浜エアポート社の事務所です)に問い合わせてみたところ、現時点では、
「旅立つ空港図書館」は空の日フェスタでは開設せず、具体的な開設日は未定である。図書館までのアクセス経路をどのようにするかが課題になっており、現在対応策を検討中
とのことでした・・・