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周辺一帯の開発事業における土地ゾーニング図はこちら
今回で最後となります。紹介対象は、上記ゾーニング図の西端部およびJR奈良線との交差付近です。付近のGoogleMapはこちら
都市計画道路東部丘陵線の西端部では、隣接する新名神部分の工事がこの1年半で著しく進んでいます(このブログ記事を書いている時点で最新の2022/3時点のストリートビューと比べて)。手前の未使用部分は、最終的に城陽市東部丘陵部の主要な交通路として4車線に整備された段階で初めて役に立つ部分ですね。
交差点を右折した先、既存道路を4車線に改良中の区間と新名神が交わるあたりの様子。このブログ記事を書いている時点で最新の2023/3時点のストリートビューと比べると、工事の進捗ぶりがよくわかります。
この道路はすぐ府道256号山城運動公園城陽線に突き当ります。この府道とJR奈良線・国道24号の交差部分は古くから2車線の高架橋「城陽橋」により立体交差になっていますが、新名神および東部丘陵線が開通した暁には明らかにキャパ不足のため、4車線に拡幅する工事が進められています。
城陽橋拡幅に関する令和3年度公共事業評価調書はこちら
現地看板は以下の通りです。
交差点から西側(盛大に工事が進む新名神城陽IC方面)を望む。
最大のポイントは、上の写真を見ればわかるように「現在の高架橋の南側に単純に2車線を追加するのではない」ことです。すぐ南側に巨大な送電線鉄塔が鎮座している上に、増設する西行車線は新名神高架部分の南側に接続せねばならず、現城陽橋の東端からすぐに枝分かれする形となります。さらに、増設部分の上空には新名神、下にはJR奈良線が走っており、工程の調整も相当大変でしょう。
そして、新名神の橋梁の上部構造は既にJR奈良線を跨いでいます。
この交差部から城陽IC方面に向かっては既に新名神の高架橋が完成しており、ここだけを見ると2024年度末完成は確実なように見えますね。アウトレット予定地付近とは大きな落差があります。
(おわり)