3月6日に仙台から岩手県宮古までつながった三陸沿岸道路ですが、2021年中に青森県八戸までの全線が開通する予定です。
https://www.thr.mlit.go.jp/road/fukkou/images/province/210305_kisya.pdf
東日本大震災の発生時点では事業に着手していなかった区間も多いだけに、異例のスピードであることがわかります。上記リリース文にも「平均約14年で開通のところ平均約8年で開通」とあります。
3月20日に侍浜IC(岩手県久慈市)~洋野種市IC(岩手県洋野町)間約16kmが開通するので、4月1日時点で残る区間は以下の31kmで、これらについても
野田IC~久慈IC 12km=2021年夏頃に開通予定
田野畑南 ~尾肝要間 6km=同上
普代~野田間 13km =2021年内に開通予定
とのことです。
全通の暁には、仙台(仙台港北IC)~三陸沿岸経由~八戸(八戸JCT)間の所要時間は5時間13分と、東日本大震災前より3時間22分も短縮されます。
無料区間が圧倒的なだけに、東北道~八戸道経由と比べ通行料金が大幅に節約でき、全通後には通過交通がかなり増えるかも。