関連ブログ記事・・・2023/9/19付「万博会場と鉄道駅を結ぶシャトルバスの運行会社発表・・・弁天町駅は非常時のみ出番あり」
大阪・関西万博会場への主要なアクセス手段となる各種バス路線について、現時点でのピーク時の運行計画について解説することとします。
2023/11/20付で公表された「大阪・関西万博来場者輸送具体方針(アクションプラン)第3版」の66ページ目にその資料が掲載されており、2024/4/25付で更新されています。
https://www.expo2025.or.jp/news/news-20231120-06/
https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/uploads/expo2025_raijyoushayusougutaihousin_03_honpen_231120_240425.pdf
これと同じものが、2024/6/12付で公表された「大阪・関西万博 日帰り教育旅行の輸送に関する検討会(会自体は2024/4/25に開催)」の資料の1つとして単独でアップされていました。
https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/uploads/240612_01_siryo5.pdf
アクセスバスの総台数は312台を予定しており、内訳は「駅シャトルバス=137台、空港直行バス=40台、パーク&ライド用シャトルバス=135台」です。この他に中長距離直行バスも運行されるはずですが、台数にはカウントされていません。
駅シャトルバスは大きく分けて以下の5種類となっており、それぞれの台数は以下の通りです。
1.桜島シャトルバス=70台
2.淀川左岸線ルート=28台(うち新大阪=10台、大阪駅北<うめきた>=5台、大阪駅南<マルビル跡地>=7台、中之島=6台)
3.大阪港線ルート=25台(うち難波=13台、上本町=6台、天王寺=6台)
4.4号湾岸線ルート=6台(堺・堺東のみ)
5.5号湾岸線ルート=8台(尼崎のみ)
空港直行バスは、関西国際空港ルートが25台・大阪国際空港ルートが15台となっています。
そして、会場から離れた場所に設置する来場者専用駐車場と会場を結ぶパーク&ライド用シャトルバスは、3か所に以下のように割り振る予定とのこと。
A.舞洲P&Rシャトルバス=45台
B.堺P&Rシャトルバス=39台
C.尼崎P&Rシャトルバス=51台
ただ、現段階の最大の難関は、やはり「バスの乗務員をどうやって確保するか」ですね。最大の台数となる桜島シャトルバスは基本的に大阪シティバスが担当しますが、時給2000円で大々的に募集しても充足のめどは立っていないようです。
「大阪・関西万博来場者輸送具体方針(アクションプラン)第4版」は2024年夏に公表予定とのことですが、このバス運行計画に変更があるかどうかに注目です。