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大井川鐵道代行バスのコミバス化で、運賃が低廉になります

金谷(静岡県島田市)と千頭(静岡県川根本町)を結ぶ大井川鐵道ですが、2022年9月に沿線に襲来した台風15号の被害で、家山~千頭間は部分運休が続いており、鉄道復旧のメドが立たないため代行バスでの運行対応となっています。

2023/10/1以降は、この代行バスを「地元川根本町が運行するコミュニティバス」に切り替える予定となっています(最終的には2023/9/15の川根本町議会定例会議決をもって確定)。https://www.town.kawanehon.shizuoka.jp/soshiki/kurashikankyo/kankyoseisaku/tyoueibasu/13298.html

このブログを書いている時点では代行バスは1日6往復で、鉄道の運賃が適用されますが、

https://daitetsu.jp/ft/timetable

2023/10/1以降は同じく1日6往復ですが(若干の時刻変更があり、家山~千頭間の所要時間は5分長い50分に)、コミュニティバスの運賃が適用されることになります。

https://www.town.kawanehon.shizuoka.jp/material/files/group/18/tyoeibasu_daiya.pdf

ローカル私鉄である大井川鐵道の運賃水準はかなり高く、金谷~千頭間の運賃は1840円、金谷~家山間の運賃は830円、家山~千頭間の運賃は1060円となっています。

https://daitetsu.jp/ft/fare

これに対し、採算ベースを前提としない川根本町コミュニティバスの運賃は家山駅~千頭駅間で500円となっており、同じ区間の大井川鐵道の運賃と比べると半額以下です。金谷~千頭間でも鉄道とコミバスの合算で1330円となり、25%以上安くなる計算です。

ちなみに、2023/10/1以降はSL列車に接続する家山発13:00→千頭着13:40のバスのみが鉄道代行バス扱いとなり、この便限定で鉄道の運賃が適用されます。

https://daitetsu.jp/wordpress/wp-content/uploads/2023/08/2023-10-1_Timetable5.pdf

また、新金谷~家山間の途中全駅に停車する普通列車は1日10往復から4往復に大幅削減となり、ますます観光鉄道としての位置づけが濃厚になります。

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