2月度の国道163号改良工事のレポートは、これが最終回となります。
奈良先端技術科学大学院大学の前を過ぎると、再び歩道がなく路側帯もごく狭い区間に突入しました。「2023/2時点の国道163号精華拡幅区間の現況(その4)」で取り上げた精華町柘榴地区同様、交通戦争真っ只中の高度成長期の設計思想(バイパス道路は自動車のためのものなので歩道も路側帯も不要。徒歩や自転車は旧道を通るべし)に基づき整備されたことでしょう。ただ、こちらの旧道は若干遠回りです。
信号の関係で交通が途絶えたスキを見て前進を続け、ついに高山大橋付近の先行整備区間に到達しました。このあたりは路側帯がかなり広くとられています。
中央分離帯の幅が広がっていきます。最終的には、真ん中に清滝生駒道路の立体交差が建設されます。
歩道も大きく広がりました。橋脚の真ん中の突起はどのような意味合いなのでしょう? (最終的にはここに橋桁が載るわけですが)
ここから先は、「2023/1時点の清滝生駒道路未開通区間の現況(その7)」で取り上げた区間なので、こちらをご覧ください。
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以下は、「2023/1時点の清滝生駒道路未開通区間の現況(その6)」の補足です。
>この先しばらくの間は全く手つかずで、雑木林や荒れ地が広がるだけだったので現地写真は省略します。
の部分の現地写真を紹介します(新生駒変電所隣接地)。本当に荒れ地そのものです・・・ 用地買収自体は済んでおり、国道163号現道との接点のランプの工事が完成に近づき次第着工の段取りなんでしょうけど。
国道163号現道との接点のランプ部分の工事現場を、国道と反対側から見た様子。
ルートマップの「北田原地区にできる平面交差点」付近の様子(駐車場はひかりが丘団地住民のためのもの)。道路用地造成の結果ジオパークばりの地層が見事に露出していますが、最終的にはコンクリートなどで覆われることでしょう。
(おわり)