岡山県倉敷市と広島県福山市を結ぶ国道2号のバイパスである高規格幹線道路「倉敷福山道路」ですが、このブログ記事を書いている時点では東側から区間ごとに以下のような状況となっています。
玉島バイパス＝2002年までに全区間を暫定2車線で供用開始、2020年に一部区間4車線化
玉島・笠岡道路I期（玉島西IC～浅口金光IC間）＝2015年に暫定2車線で供用開始
玉島・笠岡道路II期（浅口金光IC～笠岡東IC間）＝2009年に事業化、2011年に着工、2025年の暫定2車線供用を目指し工事中
笠岡バイパス＝2025年の暫定2車線供用を目指し工事中 ※側道部の一部のみ供用中
福山道路（笠岡市茂平～福山市長和IC間）＝長期にわたり調査区間のまま
福山道路（長和IC～赤坂IC間）＝2001年に事業化、2019年に着工
赤坂バイパス＝1998年に暫定2車線（一部4車線）で供用開始
松永道路＝1990年に暫定2車線で供用開始、2017年までに全区間4車線化
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
ただ、2025年の開通を予定している玉島・笠岡道路II期および笠岡バイパスでは、いずれも一部区間で施工上の問題が発生しており、前途に暗雲が立ち込め始めています。
https://www.cgr.mlit.go.jp/okakoku/news/files/20240621_kisyahappyou02.pdf
https://www.sanyonews.jp/article/1570491
山塊を削って施工中の前者では「当初想定を上回る量の硬い岩盤が出現し、掘削に時間を要している」一方、埋立地や干拓地に盛土を築造して施工中の後者では「盛⼟の変状が発⽣し、変状原因の調査及び対策⼯法の検討が必要となった」とのことです。
先日、玉島・笠岡道路II期のうち六条院トンネル西口付近～里庄IC付近の工事の様子を見てきましたので、当ブログで順を追って報告することとします。
（つづく）
