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阪神尼崎駅前広場相当の公園のリニューアル工事の様子(2024/8/10現在)

2024/6/29付ブログ記事「阪神尼崎駅前広場の役割を果たす公園、リニューアルのため西半分が2025/3まで封鎖中」の続報です。

この阪神尼崎駅前の中央公園のリニューアル工事の様子ですが、前回ブログ記事から1か月以上を経ても、状況が分かるインターネット上のページは見当たりません(X<旧Twitter>の単発のポストはあるかもしれませんが)。

ということで、2024/8/10時点の様子を報告します。

公園東側のバスターミナル上の人工地盤から、リニューアル工事真っ最中の西半分を見下ろした様子。

囲いの中には多数の重機が休んでいます。巨木の多くが刈り払われてすっかり見通しが良くなりましたが、これは市民の願いです(後述)。

店舗や休憩施設の基礎部分が一部できています。

「うわさプロジェクト」は2024/6/29時点から全然広がっていませんでした。

ちなみに、中央公園のリニューアルについては、尼崎市から遠く離れた愛知県知多市の公式サイトで公開されている「建設経済委員会行政視察報告」内に有益な情報が存在します。現地視察日は工事が本格化したばかりの2024/5/14となっています。

https://www.city.chita.lg.jp/docs/2014013000047/file_contents/0605kensetu.pdf

2023年度の利用者アンケートの結果分かった課題は、
・巨木が多く見通しが悪い。
・うす暗い。
・樹木やモニュメントが乱雑で、空間として活かされていない。
・公園灯が少なく暗い。

であり、その課題を解決するための整備ポイントは以下の5つとなっています。

① 開放された芝生広場やベンチの設置、園路の舗装
② 樹木を一定更新することによる、見通しのよい空間形成
③ イベント等で柔軟に活用できるスペースの確保
④ 利便性向上施設(飲食店舗)の設置(2か所)
⑤ 尼崎駅高架下店舗前の駐輪ラック等の撤去、歩行・滞在空間の創出

このうち④については、周辺商店街の事業者からやや反発の声があがったものの、駅周辺の活性化が目的であることを説明し、現在は事業者からおおむね理解を得られていると考えている様子。店舗収益のうち、借地代をまちづくりの財源として活用していくそうです。そして、整備にあたっては既に存在する石碑やモニュメントなどの移設が課題となっているとのこと。実際にどう移設されるかは関係者以外にとっては皆目不明ですが、北西側の交番近くで埋もれていた「鉄鋼戦士の像」が市立歴史博物館に移設されたことについては神戸新聞が取材して記事になっています。

https://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/202407/0017952948.shtml

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