関連ブログ・・・2022/3/29付「関西でも「完全キャッシュレス決済の非予約制高速バス」が」
上記ブログで紹介した「大阪梅田と関西学院大学三田キャンパスを結ぶ完全キャッシュレス決済の高速バス」(平日限定運行)ですが、3か月あまりで終幕を迎えることになりました。
運行する阪神バスが7月6日付で発表した内容によれば、
https://www.hanshin-bus.co.jp/files/whatsnew/20220711_osakasanda.pdf
7月11日から、阪神バス担当便の乗降方式が共同運行相手の神姫バスと統一されるとのこと。
①「NicoPa」でのICカード決済を開始
②「三田市高齢者特別乗車券」の対応を開始
③PayPay決済の休止
④運賃の支払いタイミングを変更(神姫バスと統一)
そして、現金が車内で使えない車両はなくなります。
やはり、利用者にとってはバス車両により扱いが異なることの不満が相当大きく、夏休み前の急遽の対応となったようですね。
この路線は2018年4月の運行開始当初は神姫バスの単独運行で新大阪駅発着でしたが、2019年4月の梅田乗り入れ以来利用が伸びたために増便に次ぐ増便となり、2021年4月の増便の際に(コロナ禍で余り気味だった)阪神バスの空港リムジンバス用の車両を活用する形で、ハービス大阪のバスターミナルを管理する阪神バスが参入する形になったものです。この車両にはもともとICカードシステムは導入済でしたが全国相互利用対象の10種カードのみに対応しており、神姫バスオリジナルのICカード「NicoPa」は使えませんでした。今回は、阪神バスの車両をこの路線専属とすることにより、ICカードシステムを神姫バスと同じものに切り替えるのかも。
ちなみに、阪神バスの空港リムジンバスはPayPay決済に対応しておらず、関学生向けの「特別運賃で乗車が可能なNicoPa」が使えない罪滅ぼし?として、安上がりで導入可能なPayPay決済を暫定的に導入していたのかも。