和歌山県の南紀白浜とその周辺で路線バスを運行する明光バスは、2024/10から近鉄グループ→南海グループに移ったばかり(2024/8/10付ブログ記事参照)です。
同社の一般路線バスのキャッシュレス決済手段はこれまでPayPayなどのQRコード決済のみでしたが、2025年2月下旬~3月頃から新たにICOCAなど全国相互利用対象交通系ICカードが使えるようになる予定の旨、2024/10/28付で同社から発表がありました。
https://meikobus.jp/wp_meiko/wp-content/uploads/2024/10/IC%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9.pdf
南海グループで全国相互利用対象交通系ICカードを導入済みの他のバス事業者(南海バス・南海ウイングバス・南海りんかんバス・和歌山バス・和歌山バス那賀・関西空港交通)はいずれもPiTaPaのシステムを導入していますが、JR西日本との関係を重視したのか、それとも導入費用など総合的な見地からでしょうか?
車内でのICカードへのチャージはできませんが、同社で発売している路線バス乗り放題券「とくとくフリー乗車券」にICOCAを搭載できる機能があるとのこと。首都圏のPASMOを導入したバス事業者ではよくある例ですが、関西では初かも。
なお、快速熊野古道号は高速バスではありませんが導入対象外です。また、田辺駅前~栗栖川間は明光バス担当便と龍神バス担当便がありますが、龍神バスはこのブログ記事を書いている時点では交通系ICカードの導入予定はありません。
https://meikobus.jp/common/pdf/kumanokodo/timetable_kumanokodo.pdf