2024/7/16付ブログ記事「都市計画道路豊中岸部線の未開通区間の状況(前) <7/17追記あり>」の続きです。
阪急千里線 南千里駅の南にも未開通部があります。ここは、広域な土地区画整理事業と一体で道路が整備され、豊中岸部線はやはり、阪急千里線をトンネルでくぐります。今年5月に閉店したイオン南千里店(旧ジャスコ)の付近に接続し、新御堂筋へ通じます。
とありますが、その土地区画整理事業に関する詳細な情報が吹田市公式サイトに掲載されています。
https://www.city.suita.osaka.jp/sangyo/1017979/1020322/1018148/1025787.html
2024/6/1に開催された地元向けの説明会資料ですが、吹田市による全体の説明資料・佐井寺4丁目(阪急千里線の東側一帯)の施工業者による説明資料・VRアニメーションと盛りだくさんです。
もともと佐井寺4丁目の丘の上には大阪学院大学の広大なグラウンドがありましたが(一帯のGoogleMap航空写真にはまだグラウンドのリアルな姿が残っています)、キャンパスから離れており不便なこともあってか、同大学が正雀・岸部地区のキャンパス近く<大阪学院大学高校の移転跡地=十三高槻線正雀工区に近接>に体育施設が整備されたこともあり使用を停止し、用地は不動産会社に売却されています。跡地の開発計画が始動の兆しを見せたのを踏まえ、吹田市が一帯の土地区画整理事業を行うこととなりました。目的は以下の3つで、道路に関しては2030年ごろの完成を目指しています。
・未整備の都市計画道路2路線の整備(豊中岸部線及び佐井寺片山高浜線)
・土地の高さを都市計画道路や周辺道路の高さと整合
・まちづくりを一体的に行うことで良好な住環境の形成
結果として、大阪府が事業主体となる岸部北工区・岸部南工区と合わせ、長らく塩漬けになっていた未成区間の整備が一斉に動き出した形になっています。
工事の進捗および今後の予定については吹田市による全体の説明資料に詳しいですが、豊中岸部線の予定ルートについては既に阪急千里線の東西両方で樹木伐採~土地造成にまで進んだ箇所があります。もちろん豊中岸部線そのものではなく工事用道路のルートとしてですが・・・ そして、大阪学院大学グラウンド跡地の一部には仮設沈砂池が造られていることがわかります。