4月27日に発表された「防災・減災、国土強靭化に向けた道路の5か年対策プログラム」の北海道ブロック版では、5/6付のブログ北海道のミッシングリンク解消に向けての動きで紹介した以外にも、表現は目立たないながらも、地元にとって重要な内容が発表されていました。
それは、「北海道横断自動車道(足寄~北見)のうち、当面着工しない区間「足寄~陸別」のR3年度事業再開に向けて検討を進める」です。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/538167
そして、6月1日に行われた国土交通省と北海道知事のオンライン会談で、今夏に再開する方針が固まりました。地元は大喜びです。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/550645
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/551072
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十勝と北見を結ぶ高速道路は、まず2003年に道東道本別JCT~足寄IC間が開通しましたが、無料の新直轄方式での建設が予定されていた足寄以北のうち十勝側については、並行する国道242号の道路状況が良いこともあり、2006年の国の公共事業見直しで費用対効果が薄いとして事業凍結されました。このうち山間部の陸別IC~陸別小利別IC間約20kmは2014年に凍結が解除され、建設工事が進んでいます。一方、北見側の訓子府IC~北見西IC間は2015年に十勝オホーツク自動車道として開通し、さらに2017年には峠を挟む陸別小利別IC~訓子府ICも開通しており、明暗を分ける形となっていました。