関連ブログ・・・2021/5/26付「5/29から松江・出雲のバスでもICOCAなどが使えるようになります」
松江・出雲など島根県東部に続き、島根県西部(石見地方)でも2023年春からICOCAなどの全国相互利用交通系ICカードが使えるようになります。
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220926_00_press_iwamikotsu.pdf
石見地方一円でバスを運行する石見交通が、関西とを結ぶ夜行バスを除く全線で導入します。このエリアのJR西日本の鉄道ではICカードが使えるようになる見込みはなく、バスのほうがキャッシュレスで先行する形になります。
一方、現在利用できる磁気バスカードは、2023年夏頃に発売を停止し、2025年3月末頃に利用終了となります。
ちなみに、島根県東部では上記ブログを書いた時点では磁気バスカードの廃止の予定はありませんでしたが、その後「2022年9月30日に発売を停止、2024年3月31日に利用終了」と公表されました。
https://matsue-bus.jp/topics/5793
なお、石見交通のバス路線のうち、浜田と広島を結ぶ高速バス「いさりび号」のみは現在でも交通系ICカードが利用可能です。
https://www.hiroden.co.jp/bus/express/hamada.html
「いさりび号」は同社と広島側2社(広島電鉄・中国JRバス)の3社共同運行で、広島側2社では広島独自のICカード「PASPY」を導入しており、担当のバス会社によってICカードが使えないという事態を避けるため、石見交通のバスにもPASPY用の機器を設置しているものです。PASPYが使えるバスは全国相互利用交通系ICカードにも対応しています。
しかし、PASPYは2025年3月限りでの廃止が公表済(2022/3/6付ブログ「広島独自の交通系ICカード廃止→後継はどうなる?」参照)であり、おそらく2023年春の時点で石見交通の「いさりび号」用車両のICカード機器を他の同社バスと同じICOCA用のものに取り替え、代わりにPASPYは使えなくなるものと思われます。これだと、全国相互利用交通系ICカードを使う分にはなんの影響もありません。