JRグループや阪急バス・神姫バスなどが共同運行する高松と関西を結ぶ高速バスのダイヤ改正が2022年2月1日に実施されます。
https://www.nishinihonjrbus.co.jp/upload/news/content/2022_02_kaisei_osaka-takamatsu.pdf
https://www.nishinihonjrbus.co.jp/upload/news/content/2022_02_kaisei_kobe-takamatsu.pdf
高松~大阪線は32往復から半減の16往復、高松~神戸線は20往復から4割減の12往復となります。
ただ、これはあくまでも本来の便数との比較で、実際にはコロナ禍による移動需要の減少から、昨年春以来臨時の減便が継続されています。
2021年12月時点で実際に運行されている便数は、高松~大阪線で16往復、高松~神戸線は9往復にすぎません。
https://www.jr-shikokubus.co.jp/businfo/takamatsu_ex/osaka.pdf
https://www.jr-shikokubus.co.jp/businfo/takamatsu_ex/kobe.pdf
即ち、移動需要がコロナ禍前に戻ることは当分ないとバス会社側が判断し、高松~大阪線については臨時減便が正式化されることになるわけです。高松~神戸線については実質ベースで3往復増便で、三宮発の最終便が1時間遅い20:05発になります。
ちなみに、高松市街地の南部の国道11号沿いに、2020年11月にことでん(高松と琴平を結ぶ地方私鉄)の新駅「伏石駅」が開設され、今年11月には立派なバスターミナルが整備されました。
https://www.kotoden.co.jp/publichtm/kotoden/new/2021/fuseishistation_grandopen/index.html
高松市としては高速バスと電車の乗り換えに便利な結節点として高速バスの乗り入れを期待していますが、
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/smph/kurashi/shichoushitsu/hatsugen/teirei/r2/r21106.html
残念ながらバスターミナル開設後初のダイヤ改正でも見送りとなりました(高松~徳島線のみ既に乗り入れ)。
おそらく、高松市民はマイカーの利用が当たり前であり、既に大駐車場が完備された高速バスの拠点が2つ(高松中央インターバスターミナルとゆめタウン高松)も存在するので、うま味がない(コロナ禍脱却の起爆剤にもならない)と考えているのかも。