JR山陽線鴨方駅から南方に明王院を目指して歩くと、参道の手前で林道山ノ神線(普通に乗用車レベルが通行可能な舗装道路)が分岐し、六条院トンネル西口に向かって突き進むことができます。
その坑口が見えてきました。玉島・笠岡道路最長の1088mのトンネルで、着工から14か月後の2020/12/7に貫通しました。
https://www.cgr.mlit.go.jp/okakoku/news/files/062cf56b1089b94707c84cc319c67d35.pdf
現時点はトンネル内の照明工事が行われているようで、試験点灯していました。ただ、トンネル西側坑口すぐ前の川を渡る橋はまだ下部工の段階です。
振り返ると、山塊を大胆に削って土工の真っ最中です。この付近一帯で当初想定を上回る量の硬い岩盤が出現し、掘削に時間を要しているようです。
林道山ノ神線から分岐して麓の集落に通じる道は工事のため通行止めですが、ボックスカルバートが準備されており(現段階では上に仮設トイレが並んでいます)、完工の暁には再び通れるようになることでしょう。
「当初想定を上回る量の硬い岩盤が出現し、掘削に時間を要している」エリアを西側から望む。
そのすぐ隣では生石川橋の架設工事の真っ最中で、轟音が響きまくっていました。その先では再び山塊の切り崩し工事が行われており、こちらからも轟音が・・・ ちなみに、すぐ近くには市営住宅があります。
林道沿いには、玉島・笠岡道路建設に伴い移設された霊園がありました。
林道を工事用道路として活用するため、両側を鉄板で補強したことが分かります。
(つづく)