全国交通ニュースブログ

Suica・ICOCAなどが使えるマイナーなバス事業者の解説(その3)

その1はこちら その2はこちら JR東日本の公開情報はこちら

公開情報(一覧表)の「岩手県交通株式会社」から「弘南バス株式会社」までの24事業者がJR東日本の地域連携ICカードを導入した事業者に相当し、その中でサービス開始順に並んています。

こちらでは、22番目と23番目を取り上げます。

6.宇都宮市コミュニティタクシー運行事業者

宇都宮市では、日常生活に必要な施設である病院や商業施設、地区市民センターなどを巡る公共交通(地域内交通)をつくる地域住民の活動を支援しており、このブログを書いている時点で14地区で運行中です。運行計画は市と地域住民が協力して立案し、実際に運行業務を担うのはタクシー会社です。

14地区中11地区はJPNタクシーやセダン型タクシーを使用したデマンド運行(利用には事前登録が必要)で、ダイヤが決まっており誰でも乗れるのは残りの「清原さきがけ号」「ぐるっと石井号」「あの町この町号」の3地区のみ(ジャンボタクシーを使用)です。

そして、宇都宮市の施策の一環として、2022/9/1から、全14地区で地域連携ICカード「totra」およびSuica、そして相互利用対象の交通系ICカードが利用可能になりました。

https://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/kurashi/kotsu/chiikinai/1029812.html

これらを、JR東日本としてはまとめて宇都宮市コミュニティタクシー運行事業者と定義しています。

7.上信ハイヤー

高崎市・前橋市の一部で路線バスを運行する上信観光バス(2023/9/8付ブログ記事参照)と同じ上信電鉄グループですが、こちらはタクシーが本業です。

但し、高崎市新町地区(平成の大合併前の多野郡新町)で高崎市が運行するコミュニティバス「ぐるりん新町線」の運行を受託しており、2023/1/28から「ぐるりん」の全路線がICカード対応になったのに伴い、JR東日本の一覧表に追加されたものです。弘南バスの地域連携ICカード「MegoICa」のサービス開始は2023/2/25なので、上信ハイヤーの次に追加されています。

つまり、次に地域連携ICカードのサービスが新たに開始されるバス事業者が出てくれば、弘南バスの次に追加されるわけですね・・・

 

一覧表のイーグルバスから横浜交通開発までは、PASMOのシステムを導入した事業者です。この中には解説が必要なマイナーな事業者は特段見当たりません。強いてあげれば

 「石川タクシー富士」・・・静岡県富士市で営業する富士急グループのタクシー会社、一部のコミュニティバスが全国交通系ICカード対応

 「西岬観光」・・・平和交通・あすか交通と同じくビィー・トランセグループに属する千葉市の路線バス事業者

くらいでしょうか?

(つづく)

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