NHK鳥取放送局のサイトに、2024/6/13付で以下の記事が掲載されていました。
こちらによれば、同日に
米子市のほか、運行を委託されているバス事業者やJR西日本、それに商店街の振興組合などの代表者が集まり「だんだんバス」を活用した地域の活性化について意見を交わし、ことし10月から車内に読み取り機を設置したうえで、JR西日本の「ICOCA」をはじめとする10種類の交通系ICカードで運賃を支払えるようにする実証実験を行うことを決めました
とのことです。
米子市のサイト内には「よなご共創型交通プロジェクト」に関する資料が掲載されていますが、
https://www.city.yonago.lg.jp/secure/55428/renkeikaigi0801shiryou9.pdf
こちらでも「デジタルインフラとして、だんだんバスにICOCA端末を導入(R6.10月~)」と明記されており、さらにこの結果を交通系IC決済の県内全域導入に向けた調査のインプットとして活用する模様です。このブログ記事を書いている時点で、鳥取県内の路線バスで全国相互利用対象交通系ICカードが利用できるのは鳥取市の循環バス「くる梨」のみ(2023/4/1から対応=詳細はこちらのブログ記事参照)です。
また、米子市のサイトでは2024/5/15に開催された総務政策委員会(テーマは「よなご共創型交通プロジェクトの国事業採択について」)の会議録が公開されていますが、
https://www.city.yonago.lg.jp/secure/54385/soumuseisaku06.05.15.pdf
5月中に協議会を立ち上げまして、その協議会におきまして、6月から9月にかけて計画準備を進めてまいります。
IC端末の発注、車両への設置を進めまして、10月頃から年明けの1月末までの期間で各事業を実施してまいりたいと考えております。その後、2月には結果分析を行う予定としておりまして、その結果につきましては、議会のほうにも改めて報告したいというふうに考えております。
とあります。端末設置対象はだんだんバスで常用している米子市保有の車両のみで、トラブルなどでバス事業者(日本交通・日ノ丸自動車)が保有する車両が代走する場合は交通系ICカードは利用不可とのこと。
なんですが・・・
10月が目前に迫っても、米子市公式サイトには「10月からのだんだんバスへのICOCA導入」を直接アナウンスする記載は見当たりませんし、JR西日本もニュースリリースを出していません。「10月下旬の利用開始を予定しているから」と思われますが、実のところはどうなんでしょう?