2024/3/9付ブログ記事「JR九州バスの鹿児島地区一般路線は初乗り運賃140円→200円に値上げ(2024/4/1~)」の続きです。
<嬉野線(佐賀県と長崎県にまたがる)>
https://www.jrkbus.co.jp/rosen/ureshino
https://www.jrkbus.co.jp/upload/routebus_image/1ff111843f47201b935678e1be7cf300.pdf (改定前の運賃)
https://www.jrkbus.co.jp/upload/routebus_image/847f1706e05c685b9a756e0af74eeb63.pdf (改定後の運賃)
2022/9/23の西九州新幹線開業まで長年鉄道駅のなかった嬉野温泉への足として国鉄時代から長年運行されてきた路線です。
今回の値上げで、初乗り運賃は160円から180円になります。そして、温泉街の中心地にある嬉野温泉バスセンターとJR武雄温泉駅南口との間は670円から740円に、JR大村線彼杵駅との間は550円から610円にそれぞれアップします。全体での値上げ率は概ね10%程度になるようです。
2019/10の消費税率アップ以降、佐賀・長崎両県の一般路線バスで上限運賃を引き上げた例はありません(佐世保市内の一部で2023/4/1に上限運賃の範囲内での値上げが実施された例はありますが)。福岡・北九州地区では2024/1/20に値上げを実施した西鉄バスも、佐賀県内路線についてはこのブログ記事を書いている時点で値上げ予定はありません。といってもバス事業を巡る厳しさは全国共通なので、追って他の事業者も上限運賃改定に踏み切る可能性は十分あります。