玉陽庵 算命学ブログ

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嫁姑の関係

2014年11月19日 | 算命学 あれこれ
算命学には、数理法という占技があります。
最初に学ぶのは、以前お話をしたこともある、エネルギー値。

後には、人生全体を通じての総合エネルギーの推移や、
自分を車に例えるなら、どれくらいの大きさの車で、どれほどの道幅を
どれほどのスピードで走り、急カーブはいつ来るのか、などを学びます。

例えば、大型トラックで車幅ギリギリの道をアクセル全開で走りたいのに走れず
かなりのストレスを溜めている人もいれば、超小型車で大きな大きな道を猛スピードで
突っ走り、急カーブが上手く曲がれるのか心配になりそうな人など、様々です。

ただ、これらは個人に関する数値。

数理法で興味深いのは、夫婦関係すらも数値化できるところです。

男女が出会い、恋愛をし、結婚へと至り、夫婦として暮らす。
この段階ごとに、お互いへの気持ちの強さや、関係性が
少しずつ変わっていったという方は多いのではないでしょうか?
この段階ごとの変化を、数理法は克明に数値の変化で表します。

このように変化する気持ちの強さや、結婚に対する温度差、
価値観の差などを経て、最終的に結婚をし、夫婦を続けていくというのは
この何の情も交えない数理法の出した数値だけを眺めると、
ある意味奇跡的なことのように思えます。


さて、この一連の数理法の中で、私が最も驚いたのが、嫁姑の関係を
数理法で紐解ける、という事実です。

複数の人間の占技ですので、普通ならお嫁さんとお姑さんの星を並べて
その関係性を見るのかと思いきや。

基本的に必要なのは、なんと「夫の宿命」のみ!

夫の中の「嫁の点数」と「母親(姑)の点数」を見るだけで、嫁姑の関係が
分かってしまうのです。
同居などをして良いか、そこでどのような付き合い方をすれば良いかも
ここから導き出すのですが。

お嫁さんとお姑さんの間に挟まれて困ったことのある男性の皆様。
「女同士の問題だから」「俺が口を出すとややこしくなるから」と、
問題から目をそらしたり、逃げたりしてはいませんか?

嫁姑の関係は、「夫の宿命」、すなわち、あなた自身の「宿命」に内包されたもの。
平たく言えば、あなたの宿題そのものなのです。

「俺は関係ない」などと言うのはもっての外。

ご自分の問題として、きちんと向き合って下さいね!

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続・生涯に渡って影響を与える星(★修正あり)

2014年11月18日 | 算命学 あれこれ
昨日は、自分自身には無い星が大運の初旬に廻っていた場合、
その星は生涯にわたって影響を与えるというお話をしました。

ただ、これはあくまでも衛星のように自分の星々の周りを回っているもので
自分の星とまったく同じではない、ともお話しました。

この例として挙げられるのが、登山家・冒険家として有名な植村直己さん(1941-1984)。
数々の困難な登山、冒険を成し遂げ、北米最高峰のマッキンリーで世界初の冬期単独登頂を
果たしながらも、そのまま行方不明となってしまった彼の事は、
多くの方が知っておられると思います。

彼自身の星は、牽牛星、貫索星、石門星(二つ)と禄存星の五つ。
本来、冒険家にふさわしい「龍高星」を持っていません。

では、何が彼を冒険に突き動かしたか、というと、やはり大運(10年運)の初旬に
「龍高星」が廻っているのです。

この星があったからこそ、彼は冒険家となり、数々の冒険を成功させて行ったのでしょう。


誰しも、ある職業に就いた場合、やはりその職業への適性がなくては成功者とはなり得ません。
算命学でも、適性や適職についてはいくつもの占術が存在します。
中でも、その職業にふさわしい星を持っているかどうかは、重要です。

たとえば、トレーダーなどで成功するには、大きな財を動かすことのできる
「禄存星(ろくぞんせい)」が必要です。
学者として成功するなら、学問の星である「玉堂星(ぎょくどうせい)」は必要ですし、
芸術家ならば繊細な感性の「調舒星(ちょうじょせい)」は必須。
レストランを経営するなら美食家の星である「鳳閣星(ほうかくせい)」が必要ですし、
シェフになるなら、生き物を捌くことのできる
「龍高星(りゅうこうせい)」が必要。

このように、その職業に必要な星をお持ちの方は、その才能を発揮し、その職業を全うすることができます。
(もちろん成功の度合いは、その方の努力や、勝負をかけるタイミング等、色々な要素で左右されます)

それでは、植村直己さんの場合はどうなのか?

確かに、大運の初旬に冒険家の星が廻っていて、生涯にわたって影響は受けていました。
ただ、このように衛星のように廻る星は、ある意味実体のない、幻のような存在なのです。
その星の精神的な部分を大いに活用することはできても、「実」の部分は使えないと言われています。

例えば、もしも上で挙げた「禄存星」が衛星のように廻っていた場合、「回転財」という部分ではなく
「広い範囲での愛情奉仕」という部分しか活用できないのです。

植村直己さんの「龍高星」も、「冒険家、放浪」の部分ではなく、「創造性、改革、異文化」などの
精神的な部分の活用であれば問題はありませんでした。
ただ、「冒険」という部分は正に「実」の部分。

彼が危険な冒険を最後までやり遂げ、冒険家としての人生を全うするには、
やはり「衛星のように廻る星」では、力不足だったのです。

このように、大運の初旬で廻る星は影響力はあっても、本来持っている星とは活用の仕方に
大きな違いがあります。
単純に自分の星として加算してはならない、ということを、どうか忘れないでくださいね。


★2015年1月9日 追記★
シェフに必要な生き物を捌くことのできる星を「車き(車へんに奇)星(しゃきせい)」としていましたが、
正しくは「龍高星」でした。
お詫びして訂正いたします。
大変失礼いたしましたm(_ _)m



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生涯に渡って影響を与える星

2014年11月17日 | 算命学 あれこれ
自分のお話で恐縮なのですが、私は幼いころから異文化、
つまり、外国や英語にずっと縁がありました。
先祖を辿っても山口と大分にしか行き着きませんし、
親類に貿易などに関係している人間も、外国に永住している人間もいません。

それなのに、7歳の時に父の転勤で数年英国に住んで以来、
ずっとその縁は切れませんでした。

ご存知の方も多いと思いますが、昔、イギリスは食事がマズイと有名でした。
現地校に通っていた他の日本人の子供たちは現地の給食が合わず、
お弁当でお握りを持って行っては、「その黒い物体は何?!」と現地の子に
取り囲まれていました。

私も現地校に通っていましたが、なぜか何の抵抗もなく現地の給食に馴染みました。
むしろ、デザートはあるし、付け合わせにポテトチップスが付くし、と
毎日ウキウキでした(笑)
お米をミルクで甘く煮て、ラズベリーソースをかけたデザートを見た
他の日本人の子供たちは「信じられない」という顔をしていましたが(笑)

言葉ももちろん最初は分かりませんでしたが、そこは子供の強いところで
1年半もすればすっかり現地の子供と変わらずしゃべくり倒していました。

当時、どうしても現地に馴染まず、任期よりも早く帰国するご家族もいらした事を考えると、
大きな不満もなく、日々楽しく生活していた私も、私の家族も、そこそこ異文化に対する
順応性があったのでしょう。

父が任期を終えて帰国してからは、ずっと首都圏で暮らしてきましたが
大学や院でも英文科は選ばなかったものの、西洋史で外国語の文献とずっと付き合う日々。

社会人になっても、結局英語を生かす仕事ばかりで、一番長く務めた外資系の会社でも
毎日英語を使ってメールを書く事が続きました。


さて、算命学を学んでいらっしゃる方なら、このように異文化と関わりの深い人間が
良く持っている「ある星」を思い浮かべていらっしゃるのではないでしょうか?
冒険や放浪、体験学の星でもある「龍高星(りゅうこうせい)」と呼ばれる星です。

お友達のお子さんや、甥っ子、姪っ子さんがこの星を持っていたりすると、私は必ず
その子が小さいころから英語に関する本やおもちゃ、音楽や映画などを身近に置いてあげるように
アドバイスします。
そういう子供ならば必ずそのような異文化のものに興味を持ちますし、
大きくなっても何らかの関わりを持つことが多いからです。


実は、私自身は、この「龍高星」を持っていません。
では、なぜ持っていない星の影響を受けているのか?
これは、以前お話した、大運(10年運)に巡る星が影響しているのです。

以前、大運(10年運)に巡る星を意識して行動することで、自分に無い星の性質も
取り込むことができるというお話をしました。
この大運を巡る星(主星)の中でも特別なのが「初旬」と呼ばれる、最初の大運に巡る星です。

初旬に巡る星の影響は大きく、自分自身が持っている星々の周りを衛星のように回り、
生涯に渡って影響を与えると言います。

私の大運の初旬に出ているのが、まさにこの「龍高星」。
恩師にも、「あなたは生涯に渡って異文化と関わりがあるわよ」と言われたことを
今でも鮮明に覚えています。

このように、自分自身に無い星が大運の初旬に出ていると、もう一つ星をおまけしてもらったような
ちょっとお得な気分ですが。

この星は影響力はあるものの、やはり本当に持っている星とは違うのだ、ということを
きちんと念頭に置いておかなければならないのも、事実です。

この注意点については、長くなるので、また明日(^^)


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神様からの警告

2014年11月16日 | 算命学 あれこれ
昨日は、40歳以降、人は己の本質を自分自身からも
隠すことができなくなるというお話をしました。

それが少し風変りなものであれば、少々苦労が多くなることもありますが、
本質が表に出てくること自体はその人の人生にとって不利なこととは言えません。

というのも、もしも固定観念や常識の殻に閉じこもってそのまま過ごしてしまった場合
本来、宿命として歩むはずだった道から大きく逸れてしまうことがあるのです。

「宿命」は、いわば人生の青写真。
生まれてくる際、どのような人生を歩み、どのような課題に挑み、どんな因縁を浄化するか、
神様と交わした約束のようなものなのです。

では、実際の人生がこの「宿命」の青写真から大きく逸れてしまったら、どうなるのか?

仕事なら、計画書通りにプロジェクトが進んでいなかったら、上司の注意を受けますよね?
人生が「宿命」から逸れた場合も、同じです。

神様からの警告が、大きな病気などの形で表れるのです。

時期は、入魂の年(人によって0歳~10歳と幅があります)から50~60年後。
丁度、暦が一巡する還暦の前後10年の辺りです。

この辺りの年齢で、入院・手術を要するような大病を患った場合は、
かならず死を意識し、本気で人生を考え直すことになります。

神様の狙いは、そこなのです。

この時期の大病は「あなたの人生は、本当にこれで良いのですか?」という神様からの問いかけ。
別の言い方をすれば、あなたの人生が「宿命」から逸れてしまっているために
最後にそれを本来の青写真の方向へ軌道修正するチャンスを与えられているのです。

少々恐ろしげな話ですが、宿命通りに生きている人には、このような警告は必要ありませんので
大病もすることはありません。
リタイヤなどで環境が変化して体調を崩すなどの小さな病気はあるかもしれませんが
人生を根底から考え直すような病気はしないでしょう。

このように大きな警告を受ける前に、人生の軌道を自分で修正するためにも
40代で自分自身の本質が表に出てくることは、大切だと思うのです。
早い人は50代で警告を受けることを考えると、ある意味、人生を考え直す
ギリギリのタイミングとも言えます。


40代、50代の方は、ぜひ、自分の職業、立場、地位などを抜きにして
今、本当に自分の魂が求めている方向に自分自身が向かっているのか
自分に問い直してください。
そして、ご自分を偽らず、表に出てきた様々な面を、抑えつけるのではなく、
まずは受け入れてみて下さい。

宿命に沿った生き方、自分の本質を生かす生き方こそが、本来、一番楽な道であり、
自分の才能を本当に輝かせることのできる唯一の道なのですから。


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自己の本質が隠せなくなる時

2014年11月15日 | 算命学 あれこれ
こんな話を聞いたことがあります。
人生の先輩である女性に、「いつの頃が一番楽しかったですか?」と尋ねると
必ず「40代」と答えが返ってくる、と。

今はすでに60代、70代となられた方々の多くは、20代で結婚をし
30代は子育てに忙しく、ようやく子育てから解放され自分の時間が持てた時期だから
「40代は楽しい」とおっしゃっていたのかな?と、その時はそんな風に思っていました。

また、自分自身を振り返ると、30代に入った頃、よくお友達とこんなことを
話していました。
「20代までは誰とでもお友達付き合いができるけど、30代になると本当に気の合う人以外とは
ちょっとしんどくなるね」と。

その頃も、「体力的に無理できなくなるからかな~?」などと話していた記憶があります。
それでも、30代はまだ、無理して色々なタイプの人に合わせられなくなったことに
少し寂しさや罪悪感があったような気がするのです。

40代に入ると、その寂しさや罪悪感を感じる機会もずっと減りました。
そろそろ人生も折り返し地点。人と遊ぶ事よりもまず、自分の人生これで良いのか?と
問い直し、自分の人生をなんとかするのに忙しくなりました。
専業主婦だった私の母もちょうど同じころに「人生、これで良いのか?」と焦っていたのを
とてもよく憶えています。

算命学を学ぶ前は、これらの変化は体力的な変化や、人生の過程の自然な変化で
起きるものだと思っていたのですが。

「40代になると、その人の本質は隠せなくなる」
算命学のお教室で、良く恩師がそう語っていらっしゃったのです。

人は、幼いころは完全にご両親の影響下にあります。
思春期以降も、家庭や学校、そして社会の「普通の人はこうあるべき」という「常識」や「固定観念」を
教え込まれ、20代まではその固い殻を被っているのです。

少しずつ変化の現れる30代は、おそらくその殻にヒビが入り、自分自身も自分の本質に
気付き始める時期なのでしょう。

40代になると、人は自分自身の本質に逆らえなくなります。
「常識とは違うから」などという固定観念で否定していた自分自身の性質が表に出てくるのを
止められなくなるのです。

固定観念を捨て、自分の本質を開放し、思いっきり生きた女性は結果的に「楽しい40代」を
過ごせたのだと思います。

立ち止まって人生を考え直したり、このままで良いのか焦ったりするのも
周りに合わせていた自分の殻が剥がれ落ち、表に出てきた自分の本質と
向き合わねばならなくなるからでしょう。

自分の中に眠る本質は、千差万別。
常識や固定観念、周囲の環境に合わせていては、生きる個性も生きないのです。

こうして表に出てくる本質は、もちろん、自分ではなかなか認められなかったマイノリティーな一面、
平たく言えばちょっと変わった一面である場合もあります。

それが周囲の人に実害を及ぼすような事なら別ですが、多少風変りだという程度なら
一刻も早く自分も周囲もそれを受け入れてしまう方が賢明です。
なぜなら、それを抑えこむことは基本的に不可能ですし、本質を曲げることが良いとは思えません。

早くに結婚された方などは、40代になって配偶者の知らなかった一面を見ることもあると思います。
どうか、それを「隠し事をされていた」「こんなはずではなかった」という風に悩んだり、
ショックを受けたりしないでいただきたいのです。
おそらく、ご本人も戸惑われているでしょうし、何より、若いころからよほど自分に正直に生きていない限り
大なり小なり、この時期に隠れていた本質が表面化するのは「お互い様」なのですから。


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