3月31日が終ろうとしています。忙しい3月でした。ほとんどブログも書けなかったひと月でした。発信が少なくてすいません。4月から、心機一転、できる限り発信をして行こうと思います。
この3月、私の「市民議員をつくる会」のホームページが終了しました。
このページは、4年前の衆議院選挙に挑戦したときに立ち上げたものです。内容はいかにも政治家というつくりになっていました。政治へのチャレンジをやめるわけではありませんが、このホームページは、すでに現在の状況とはそぐわないものになっていました。
当時、私は、現在の社民党党首福島瑞穂さんの秘書でありました。衆議院への挑戦も、当然「社民党公認」でした。そして、この党への「社会の風当たり」を文字通り、身をもって体験したわけです。
その後に、私は国会という場での仕事を離れました。このブログでも書いていますように、「永田町で政治は変えられない・・」と思ったからです。私の最大の課題は日本のエネルギー政策ですが、いま永田町は完全に石油と原子力にのっとられています。
これを変えるのは地域からの実践しかない・・。それが、いま、地方でのエネルギー事業という難しい挑戦をすることにつながっています。
いま、統一地方選挙がはじまりました。選挙の宣伝カーや、駅頭での候補者の演説を聞くと、否が応でも「あのとき」のことを思い出します。そして、いま、その現場にいない自分をもどかしくも感じます。
本当は、「平和への結集をめざす市民の風」の事務局として、この統一地方選にもなんらかの関与をしていたのではないか・・という思いがあるからです。
平和派の結集という、こっちの難しい挑戦は、自然エネルギー事業の挑戦よりもはるかに困難で迷走しています。統一地方選挙で、一番「結集」したかったのは東京都知事選でした。私は、個人的には、よくぞ浅野さん出てくれたという気持ちです。
東京の市民(有権者としては都民ですが、無党派の人々という意味でこう呼びます)が、本当に力をふりしぼって実現させた「慎太郎に勝てる候補」です。選挙は、どんなに立派なことを言っていても勝たなければ意味がないのです。
ところが、どうもまだ日本の市民は「自分たちが勝つ」ということへのイメージを持てないようです。言ってることが自分を満足させてくれる候補者ではなく、実際に現在の政治を一歩でも二歩でも変えられる(つまり勝てる)候補者を歓迎すべきなのだと私は思います。
しかし、日本の選挙は・・、いまだに「その人が何を言うか」にとどまっています。それをマニフェストと称する「新味」を加えた程度で・・。
自然エネルギー事業の年度達成に追われ続けた、この大詰めの晦日に、どうしてももう一つの「未達成」に思いが馳せてしまいます。
そして、統一地方選の候補者の声を聞きながら、たしかに、「自分にしっくり来ない候補者に1票を投じる気になるかな」と自問し、「平和への結集」の難しさを改めて考えさせられています。
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