介護施設での虐待、このままでは減らせない…深刻な人手不足で悲鳴
3年前から介護施設で暮らす“90歳の友人”は、以下のように言っていました。
夫のような車いすの入所者は毎朝、6時過ぎになると食堂に連れて行かれます。70名近い入所者の配膳、投薬などをわずか3〜4名のヘルパーが行うのですがヘルパーの中の2名は夜勤を終えた者なので、気の毒で見ていられません。
結局、車いすで部屋へ連れ戻される時は、9時近くになっています。つまり夫は、窮屈な車いすに3時間近くも座らせられているのです。
特に週2回の入浴日は朝食後、入浴時間まで食堂に置かれ、終わるとまた食堂に連れて来られてそのまま昼食になるので、部屋に戻ってくる時には6時間も経っているのです。夫と同じような入所者は意志表現ができないので、じっと我慢しているのです。
経営側に実情を話し、「改善してほしい」という要望を出しました。でもその答えは、「日本の現状は今後もっと悪くなる」という、前途が真っ暗になるようなものでした。
お盆明け。みなさんのお父さん、お母さんはお元気ですか?
親の“変化”は突然です。
私たち1人当たり1年に3万円税金を負担すれば、介護職の方の賃金を一般並みに増やすことができるという試算もある。
介護の問題、福祉の問題、税金どうする? の問題……。もっともっと議論しなくちゃじゃないのでしょうか。
介護施設と病院と どこで線を引いているのかが 不明な所もありますが
私の友達の話でも 似たようなことを言って嘆いている人がいます。
大きな総合病院で入院していた時 「もう大丈夫です!退院できますよ」と言われたやさき
旦那様は病院で倒れました。
どうしてこんなになってしまったのかと 家族が質問しますと
「あ~ぁ 水分不足が原因ですねぇ」
その一言で 何の詫びも 医療ミスの言い訳もなかったそうです。
そのご 近くの病院へ帰ってきました
いったんは 自宅介護が一番良いと思い
奥様は 大奮闘したのですが
なにせ か細い体ゆえ
(奥様は その後 心臓が悪いこともわかり ペースメーカーをいれました)
ご自身の体力が持たなくなり
入院を決めたそうです。
病気的に もう治る見込みもなく 病院側としては 治療不要
とかいうことで 同じ敷地内にある介護施設の方に移りました。
朝な夕な 奥様は 旦那様のために 通い続けているのですが
夕方たずねると 朝の車椅子のまま 同じ場所で 座らせられていることも発見
「一回横にしてあげれば とうさん 楽になると思いますけれど・・・・・」
遠慮がちに言ってみたそうです
『 あ~ぁ その方が良ければ そうしますよぉ』 との答え。
書きたいことはいっぱいありますが・・現実は・・そら恐ろしいです・・・
虐待を許しますか?カネを払いますか?
「大切な親に最後まで笑顔でいてほしければ、金を出せ!」
金払って済む問題ではないと 私は思っています