上海下町写真館2014

ブログを始めて17年目、今でも多くの皆様が訪問していただけるので、できるだけ続けていきたいと思っています。

2018年秋、秋桜の咲く平原歴史公園

2018-10-27 06:00:00 | 故郷の風景
「平原歴史公園」は福岡市の西隣り、糸島市にある弥生時代の遺跡です。コスモスがちょうど見頃でした。

1.コスモス畑
遺跡は住宅の散在する丘の上にあります。丘の周りは田園地帯となっています。

2.伊都国の都



弥生時代後期から古墳時代前期に造られた5基の墓が発見されました。
中国の史書「魏志倭人伝」ある伊都国であったと特定されています。

3.1号遺跡



弥生終末期(西暦200年前後)に造られた1号墓は伊都国王の墓と考えられます。
日本で発掘された最大の銅鏡が発掘され、国宝に指定されています。

4.王墓の証



王墓からは40枚の銅鏡が発掘されました。
銅鏡を多量に副葬した墓として知られる上位4基の墓の内、伊都国の墓が上位3基を占めており、伊都国の当時の権勢ぶりが証明されました。
また、国内唯一、中国漢時代の女性が身に着けていたガラス製のピアスが発掘されており、埋葬者は女性と推測されています。

5.1号墓の構造



出土した剣やガラス玉、銅鏡は一括して国宝に指定されています。

6.平原古墳の概要



副葬品の銅鏡はすべて破砕されていますが、その理由は今もって謎のようです。

稲作の伝来や大陸製の銅鏡など、北部九州は大陸との交流が盛んだったことが偲ばれます。

撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mm f4



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