自治会町内会、その他昭和思考の愚考

タイトル通り昭和時代の時代遅れ思考を考え結果として現代社会生活にどの様に悪影響を及ぼしているかを書き留めたいと思います。

自治を通り越した自治

2011-01-28 12:29:03 | 日記

秋葉原のホコ天が復活したらしいが何やら規制だらけらしい。規制の対象となったのは路上パフォーマンス、自転車走行、ティッシュやパンフレット配布などなど。そもそも規制のきっかけは加藤被告の事件であるが果たしてここまで規制するのは如何なものかと考えてしまう。加藤被告の犯行動機は職場やネット空間などで自身が村八分的な扱いをされたと勝手に思込み幸せそうに見えた人々を恨み、その結果不幸にも対象となってしまったのが秋葉原に居た市民らに過ぎない。
メディアなどでの報道によればコスプレしてタダ歩いている人の写真を観光客が撮影しただけでも警察官や自治会の連中が来て”歩きなさい!”と指示すると言う。これではまるでコスプレした人や観光目的の人は悪者扱いである。他にも商売やってる店員なども歩道で宣伝ができないなど営業活動も制約受けているらしい。

こういった活動であるが犯罪を抑制すると言った意味、犯罪の糸口になりそうな出来事は全て規制しましょうと言ったリスクコントロールであると思う。確かに行き過ぎたパフォーマンスや猥褻スレスレのコスプレなど犯罪に近い表現もあるらしいが、私にはこの自治会活動は今回の事件とは無関係な所で規制している様に見えてしまう。例えて言うなら自身の地域で自爆テロがあったからと言って目の前の道路でのスピード違反検挙に躍起になっているようなものだ。

付け加えるならこの自治会の連中は”パフォーマンス=世間的に悪い事”と言う思考があるのだと思う。乱暴な言い方すれば彼らは”オタクなんか居なくなりやがれ!”と思っている様に見える。
私は路上パフォーマンスやアニメキャラ等には興味ない。しかし観光客が興味本位での写真撮影に制限があり指導されるのは北朝鮮だけかと思っていたが東京で繰り広げられるとは思っていなかった。これではまるで共産主義である。

最後にもしも論。
自治会の皆さんはどう考えますか?。と言った問いかけみたいになるかも知れないが・・・似たような事件の老人版が巣鴨みたいな所で起きたとしたら?、そこの自治会は老人の方々の通行を規制するでしょうか。または歩いている老人に落ち度はないと言う理由から警察官の増員要請するでしょうか。
もし後者であるなら”オタク=悪者”と言う思考があるのではないだろうか。