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「新型コロナウィスルへの感染は心掛けで回避できる」が招く事態としての正当防衛・懲罰・誤想防衛

2020-04-27 09:50:02 | 法学
一、心掛けに相反する者への「正当防衛」

「正当防衛」する側にとっては、
感染拡大を防ぐための正当な行為。

二、心掛けに相反すると誤認された者への「誤想防衛」
「正当防衛」する側にとっては、
感染拡大を防ぐための正当な行為。

三、心掛け(規範)に違背して感染した者への「懲罰」
男性が忘れないのは、県が男性の感染を発表した日以降の周囲の反応だ。「みんなが芸能リポーターになった」

影響は家族にも。知人からは「(男性の)家族を見かけた人がいるらしい。濃厚接触者の家族が外出できるようになったのですね」とLINEで連絡が来た。

「懲罰」する側にとっては、
規範(心掛け)に違背した者への正当な行為。
言うまでもなく、家族にも、周囲の者が違背しないようにさせる注意義務がある。
「懲罰」する側にとっては。

内閣官房の新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(令和2年4月16日変更)  https://corona.go.jp/expert-meeting/pdf/kihon_h_0416.pdf
によると、
政府や地方公共団体、医療関係者、専門家、事業 者を含む国民が一丸となって、基本的な感染予防の実施や不要不急の外出 3 の自粛、後述する「三つの密」を避けることなど、自己への感染を回避す るとともに、他人に感染させないように徹底することが必要である。

「自己への感染を回避す るとともに、他人に感染させないように徹底する」
が社会規範として、浸透している以上、

この社会規範に背いた事が一見明白である
「新型コロナウィスル感染者」やその家族に対して、
「正当防衛」「懲罰」が加えられる事は、必然
(「正当防衛」起きるならば、「誤想防衛」も起きる)。

特に、
・帰省や行楽を含む不要不急の移動をした者
・三密を伴う集まりに加わった者
・歓楽街に出入りした者
・感染症対策の手順を違えた医療従事者
への「正当防衛」「懲罰」は、より一層激しくなるだろう。
「自己への感染を回避するとともに、他人に感染させないように徹底する」という社会規範は日々、重みを増しているから。

もちろん、「誤想防衛」も。

「自己への感染を回避す るとともに、他人に感染させないように徹底する」という社会規範を取っ払わない限り、「正当防衛」「懲罰」「誤想防衛」は今後も、多発する。
ちなみに、この社会規範の下支えは、
心掛けで感染を回避できる
という人間の行動の無謬性に対する信頼
だからこそ、この社会規範は強固。たとえ信頼に疑義が入ったとしても。


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