「谷町線 谷町四丁目駅のトイレが素晴らしかった件を聞いてほしい。
という維新らしいやらせ投稿に依拠したプロパガンダ記事
谷四のトイレは、場所が犯罪を誘発するという犯罪機会論を踏まえた設計になっていると思いました」。
同性間の性犯罪を看過。
そして、
以下に記す通り、
踏絵の如き差別惹起設計。。。
公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団バリアフリー推進部
が東京五輪に先立って
という文書を公開した。
多様な障害や様々な困りごとについて社会の理解とバリアフリー化が進み、多様な障害者が外出しやすくなったことも伴って、新たな課題が見えてきました。 それは多機能トイレに「利用を必要とする人たちが集中してしまったこと」です。大型ベッドやオストメイト用汚物流し、さらには幼児用小便器やベビーチェア、フィッティングボードなど、いわゆる全部載せとも言われる機能が集約したために、それらの機能を必要とする利用者が時に集中してしまい、結果、長く待たされる、なかなか使えないなど新たな困りごとが発生しています。
残念ながら、車椅子利用など「見た目にわかる障害」と、オストメイトの方や異性・保護者同伴利用を必要とする知的障害・発達障害など「見た目にわからない障害」との間で、見た目にわかる障害の方が有利であるといった周囲の視線や場の雰囲気から、ヒエラルキーが生じてしまうケースも起きています。見た目が普通に見えることから「一般の方は一般トイレを使ってください」と従業員や周囲の方に注意されたり、「いい歳をした大人(息子)がなぜ母親と一緒に入るの?」などと偏見や好奇の目で見られるなど、トイレが利用できないことがネックとなって外出できない人たちが多くいるのです。
補足すると、
オストメイトの方とは人工肛門使用者。
自閉症のお子さんを持つ親からは、手帳をいつも持ち歩いて、文句を言われた時は手帳を印籠のようにかざして多機能トイレを利用するといった悲しい話も聞いています。
この一節からある話を思い出した。
岡田真澄さんが、第二次世界大戦中、
米国側でないことを示すため、
星条旗を踏みつけることもあった、
という話。
(ちなみに、岡田真澄さんの母君は、デンマーク(第二次大戦では、中立国かつナチスドイツ占領下。これだけで何時間も話せる特異な立ち位置)出身。リヒテンシュタイン出身ではない。)
見た目にわからない障害も注目されるようになったこともあり、新たな課題として社会に声が届くようになり課題が顕在化したこと、改正バリアフリー法などの法整備が進められる中で、多機能トイレほど広くなく、設備が整っていなくても男女一緒に使用できるトイレを要望する声が高まっていきました。
熟年夫妻の一方が、脳卒中に倒れ、
もう一方が介助する必要ある、
という状況は、
当方の親戚だけでも、複数。
トランスジェンダーの方等からは、性自認に沿わないトイレの利用を余儀なくされている状態に著しいストレスを感じるため、車椅子以外に対応できるほどよい広さの便房をもつ中型の個室トイレを、男女それぞれの専用通路を通ることなく廊下等から直接利用できるトイレを要望する声があがりました。
ここで話がややこしくなった。
男女共用お手洗を利用する人々
発達障害者
トイレのマークが場所によって異なると、どちらが男性か女性か分からず混乱する場合がある
当方、未だにそば・うどんの
きつね・たぬきに
混乱します。
(関東と関西とで、きつね・たぬきの意味がちゃうんねん)。
判断しなくて良いトイレがあると助かります。また、発達障害児者の中には、性別違和を持つ人の比率が高いという調査が複数あります。学校で男女別のトイレに行かせられ、不登校が生じた例があります。このようなストレスの軽減に役立つ可能性があります。さらに、発達障害児者の中には、トイレの使用時に介護を必要とする場合がありますが、その場合の介護者(保護者、支援者)が異性の場合に、気兼ねなく一緒にトイレに入れるメリットがあるでしょう。
熟年夫妻の一方が、脳卒中に倒れ、
もう一方が介助する必要ある、
という状況でも、メリット大。
知的障害者
介助者がトイレに入る時、ご本人がいなくなってしまう心配があり、なかなかトイレを利用することができません。
この手の行方不明、聞いた覚えがあります。
介助をするというだけではないため、異性のご本人から見られないように、便器の周りにカーテン等をつけていただきました。中にカーテンが付くことにより、一番助かったのは支援者かもしれません。目を離せない本人は、外で一人で待てないので(どこかに行ってしまったり、何かトラブルを起こす可能性がある)カーテンの向こうで待ってもらえば、支援者も外出中にトイレを使用することが可能になります。
ゆえに、
ジェンダーレストイレ
の主役は
「使用者でない者」
ゆえに、
いろいろな家族や支援の形がある中で、母と息子、父と娘、老夫婦、きょうだい、異性の友人、異性の支援者と外出するというごく普通の外出も可能になります。(これまでは同性介助が前提でしたが、障害者だからと言って、必ずしも介助する側とされる側という関係ばかりではありません。)
介助する側とされる側という関係
ではな、
対等の関係
としては、
が、それなりに著名。
スポーツチームを組み、
スポーツの試合を観戦し、
菓子類を買い物をして、、、
という関係。
トランスジェンダー
最近メディアなどで「男女共用トイレ」を一括りに「LGBT用トイレ」とする表現が見受けられますが、LGBの人の大多数は、生涯同じ性別で暮らす「シスジェンダー」であり、男女別トイレを利用することに特に不自由を感じないので、この表現は不正確です。
LGBTの中でもTにあたる人、つまり出生時に付けられた性別と自認する性別が異なる「トランスジェンダー」の人です
またトランスジェンダーの中には、性別分けしないトイレのほうが使いやすいという人がいる一方、自認する性別に沿っていれば、男女分けトイレでかまわない、という人もいるため、すべてのトランスジェンダーに対して一律に男女共用トイレの利用を勧める、というのは問題です。いずれの場合も、性自認に沿ったトイレが選択的に利用できることが大切です。
で、文書では、模範的例が複数紹介。
例えば、
成田空港第1ターミナルビル
2020東京オリパラの開催に伴い、2017年2月に政府が決定した「ユニバーサルデザイン2020行動計画」において、成田空港はTokyo2020アクセシビリティ・ガイドライン等を踏まえて、世界トップレベルのUD水準を目指すことが示されました。それを受けて成田空港は、2017年5月に障害者、有識者、空港関係者で構成する「成田空港ユニバーサルデザイン委員会」を設立し、ハード・ソフト両面から世界トップレベルのUDを実現するため、当事者参加における多様な視点で議論を行いました。その議論の一つがトイレの機能分散、異性介助への対応でした。
そこで成田空港は「異性介助」と「性別を問わない」利用を想定した『オールジェンダートイレ』を第1ターミナルに試行的に整備しました。 一般的に公共機関のトイレは左右に男女それぞれが分かれて設置されていますが、偏見や好奇の目といった周囲の視線が性別分けされた配置と動線にあることから、周囲も利用者も違和感や視線を感じにくい中央にオールジェンダートイレを配置しました。介助者の利用時に、知的・発達障害のある人が不意に外に出てしまうことを防ぐため、扉側に大便器、奥側にベンチ、待機者の視線を遮るためのカーテンがベンチを取り囲むように設置されています。防犯・安全上の観点から、待機者が座って待てる椅子は固定式のベンチとし、カーテンを閉めた際に扉からベンチが見えるように隙間が設けられています。
で、検討に関わった方々のコメント。
例えば、
秋山哲男氏(中央大学研究開発機構)
私が小学校に通っているころ、学校のトイレは男女共用でした。
これ、知らなかったです。
ただ、
京大法経本館は、90年代にお手洗いを改修して女性用お手洗いを設けた、という話を、聞いた覚え。
ちなみに、昭和二年は……
東京で
「各自、お手洗いを持参せよ」
と。
仔細は
高度成長を経て今では男女別々が当たり前の時代になって来ました。そして最近の男女共用トイレと聞くと、再び昔に戻ったのかと思います。
人類の進歩と発展の結果として男性トイレ、女性トイレだけでは対応できない人々(トランスジェンダー、知的障害児・発達障害児とその親など)の対応をどうしたら良いか、人々が悩み考え進化の過程で生まれたトイレなのです。
岩本健良氏(オフィストイレのオールジェンダー利用に関する研究会)
障害を持っている、トランスジェンダーであるなどの理由で、他人に知られたくない人もいます。それを知られることで、学校や職場に通いづらくなったり、陰口やいじめの被害を受けたりすることもあります。プライバシーを尊重し、他の人に話すことは固く慎みましょう。
公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団(エコモ財団)
が照らし出す世界は、なかなかに広大。
(治安一辺倒ではダメですね……)
関連
『男女の区分では、同性間の犯罪を抑止できない。或いは、トランスジェンダー差別に勤しむ「ぷい @pui8pui8 」「 焼けた塔 @MBoortAKno0H7tc ·」』
追記
最高裁第3小法廷(今崎幸彦裁判長)は25日、弁論期日を6月16日に指定した。弁論は二審の結論変更に必要な手続きで、使用制限を適法とした東京高裁の判断が見直される可能性が出てきた。
第三小法廷のメンツは(敬称略で)、
今崎幸彦(判事出身、かつ、当方の先輩。裁判員裁判の広報にも尽力。)
林道晴 (判事出身、袴田事件で再審開始への道を閉じさせなかった。)
渡邉惠理子 (温厚篤実な人柄は、家族法関連事件での補足意見から明白。当方が接した限り、その温厚篤実さは常時稼働中。)
長嶺安政 (外交官出身、元駐オランダ大使。)
宇賀克也 (現代行政法の大家。米国流の尖ったタイプ。)
性同一性障害者の職場環境を巡る訴訟で、最高裁が判断するのは初めて。
判決では、
「性同一性障害者の職場環境」に留まらず、
ジェンダーレストイレへの言及
もあると予想。
昔であれば「人の噂も七十五日」と言われたものが,今日のネット社会では一旦ネットに載ってしまい,それが検索サービスでいつまでも検索されるということで,いわば「忘れることを忘れた社会」になっているということがいえると思います。
秋山哲男氏(中央大学研究開発機構)
私が小学校に通っているころ、学校のトイレは男女共用でした。
と対比すると、筋道が見えてくる。