放置自転車の対処策は、
多々ある。
札幌市は、
「札幌中心部地下に新しい巨大駐輪場」
勿論、有料。定期券もあります。
有料自転車駐車場は、
名古屋にも数多あります(名古屋は日本一の第三都市!)
……歩道上に車輪を固定する器具が、ポンと置いてある「だけ」タイプの有料自転車駐車場も、あります。
土地に余裕のある地域の中にはならば、
「自転車はポンと置くだけ。
誰も困っていない。
誰もいないから。」
という地域もあるでしょう。
フィクションに目を向ければ、
「四畳半神話大系」
マウンテンゴリラの如く体格隆々な者たちが、
防犯用チェーンすら楽々切断できる
油圧カッターを駆使して、
「放置自転車」をトラックに積み込む
という対処法もあるでしょう。
……もちろん、ほぼすべての地域では、
放置自転車は平々凡々な体格の者たちが粛々と、
トラックに積んでいます。
もちろん、
「ここ、止めちゃダメだよー。向こうに駐輪場あるよー」
と声を掛ける、という策もあるでしょう。
さて、これらどれにも当てはまらない奇策を、
三重県三重郡 菰野町 の町長・柴田孝之が実践した。
柴田町長は7―9月の朝、駐輪場に放置された自転車を付近のロータリーに運んだ。その際、一部の自転車を逆さにして地面に置いた。多い日では30台以上を1人で運んだという。
8月16日、駐輪場で自転車を整理する業務を受託している事業者から「自転車の状態が異常。いたずらの領域を超えている」との連絡が町に寄せられた。四日市西署員らも現場を確認したという。
実は、
柴田孝之は、法学系では有名な方でした。
大村秀章のように、無名高校から東大文Ⅰ(≒東大法)に進学。その技術を「柴田式」と名付けて書籍化。
ついで、
司法試験合格の為の技術も、「柴田式」と名付けて書籍化。
司法試験予備校全盛期に稼ぎ、LS発足とともに廃業。
司法修習を経て、弁護士登録(東海地方にて活躍している様子、聞いたことない)。
その後、
なぜか、出身地・菰野町の町議を経て、菰野町町長。
当方はすっかり、柴田孝之の存在を忘れていました。
それは2022年、つまり今年。
柴田町長は日曜日の五月八日、閉庁中の役場周辺の草をガスバーナーで燃やした際、火が近くの植え込みに燃え移り、約三平方メートルを焼いた。
という事件が露呈するまでは。
奇怪な事に、中日新聞で報道された当時、
火をつけた者の素性がなぜか、曖昧。
ちなみに、菰野町は
と町民に注意喚起。
……菰野町町長室のドアに
大書すべきです。
言うまでもなく、
取り除いた雑草の扱いは、数多。
例えば
・埋めて堆肥にする
・自治体指定のゴミ袋に入れ、自治体に焼却を委ねる
・ヤギに食べさせる。
しかし、
柴田孝之は、燃やすに固執。
その結果、
三重県菰野町役場の敷地内で五月、柴田孝之町長が起こしたぼやに関する情報公開請求を巡り、防犯カメラに写った人物の映像が黒塗りとされたことに対し、弁護士など第三者でつくる町情報公開・個人情報保護審査会が「公開すべきだ」と答申していたことが分かった。
問題はここから。
藤田議員は五月、ぼやに関する報告書や防犯カメラ映像の写真などを情報公開請求。ぼやを起こした人物は黒塗りの状態で公開されたため、この決定を不服として、町に審査を請求していた。柴田町長は自らの関与については言及せず、除草作業は個人のボランティア活動だとして、町の判断は妥当だと主張していた。
これに対し審査会は、除草作業が地方自治法で普通地方公共団体の長が担う「公の施設の管理」に含まれ、公務員の職務の一環だと判断。個人情報に当たらず公開すべきだと結論づけた。
この結論、法学部生でも出せる程度の、
当たり前の結論です。
(実は、贈収賄における職務関連行為の考察が参考になります。勿論、中森教授の功績。)
この程度の判断すらできない柴田孝之、
保身ゆえに、保身に資する一つの筋立てに固執。
その結果、
・将棋の定番対局場がある湯の山温泉
・海外向け名古屋観光プロモーション映像の冒頭に登場した御在所岳スキー場
くらいしかない菰野町に
独裁予備軍の巣、
という新たな特徴が生まれたした。。。
いうまでもなく、
柴田孝之は、
統一教会・家庭連合との接点あり
三重県四日市市で二〇二〇年十一月に開かれた旧統一教会の関連団体が参画したイベントに、同県菰野町の柴田孝之町長が出席していた。来賓としてあいさつ
さて、
とある元高裁長官経験者は、
同輩同士での議論を尽くす大切さを熱心に説いていました。
とある裁判例(学部生なら知っていて当然の事件)に関わった判事も、
判事判事補同士で議論を尽くしていたことを、話されていた。
翻って、
柴田孝之の経歴を振り返ると、
議論を尽くす機会があまりに乏しい。
(伊藤真との大きな違い。)
議論を尽くす機会が乏しいと、
一個人の判断に頼るしかない。
すると、
自身にとって未発見の策に気付けない。
その結果、自身で見つけた少数の案に固執しやすくなる。
以下、柴田孝之のツイートを例に、その固執ぶりと代替策発見の手掛りを検討する
このツイートに疑問符、という方ばかりでしょう。「専門的な知識」の定義すら不明瞭。町村で「専門的な知識」が必要な領域と言えば、公共工事の図面作成や診療所での個々の診療行為や医療事務、、、限られる。 「支持母体」中間団体による意見集約・ロビー活動は、政治過程の要です。法学部で習うことです。
「無断駐車……車輪にカギをかけてやりたくなりますね」
「車輪にカギ」自転車の効用を失わせる行為、なので、器物損壊を検討する余地。
柴田孝之の言葉を眺めると、
「八何の原則」(誰が?誰と?何故?いつ?どこで?誰に?どんな方法で?何をした?)が、身に付いていない。
ゆえに、大雑把な思考であることにすら気付けない。
最大の疑問は草を燃やした人物は誰かということ。町は現在でも公表していない。担当者は「個人情報なので言えない」と説明。町職員など、内部の人物かどうかも含めて明かさなかった。
一方、その人物は役場の防犯カメラに写り、内部文書にも実名で書かれているという。ただ、情報公開請求をしても人物の特定につながる部分は黒塗りで、一部の町議は特定の人物を疑って調査している。
他方の町は「徹底抗戦」の構えだ。柴田孝之町長らがいた執務室に許可なく入ったとして、新聞記者を建造物侵入で告訴する方向で四日市西署に相談中。この記者は柴田町長にぼやの取材を試みていたという。
さらには柴田町長が自ら特定の町議を相手取り、民事訴訟を提起することも検討している。選挙活動に関することなど、個人的なことを一般質問で繰り返して取り上げられたことを問題視しているという
情報を隠すは、独裁の始まり。
柴田は、独裁者の芽を日々育て続けている。
住民自治を破壊してでも育て続けるだろう。
……柴田は、町長の座から降りるべき。
ついでに、弁護士バッチも外した方が、ベター。
お客さんが「ババ」を掴まないためにも。