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「検事総長が無理なら、最高裁判事にすればいいじゃない」が一筋縄ではいかない事情、黒川検事長の場合

2020-05-20 20:21:36 | 法学
結局、あの法案は流れて、
(タイミングとしては、「良過ぎる」)。
さて、検事総長への道が絶えた黒川検事長。
では、七十歳定年の最高裁判事への道は?

これが、意外に難しい。

黒川のスキャンダル云々ではなく、
今の最高裁判事たちの定年時期と「」の都合で。

まず、今の最高裁判事たちの定年時期。
定年予定日の近い順に五名、
林景一判事 20212月7日
小池裕判事 20217月2日
宮崎裕子判事 2021年7月8日
木澤克之判事 2021年8月26日
池上政幸判事 2021年8月28日
少なとも2021年2月7日まで、
最高裁判事の椅子には、空きが出ません。
ならば、それ以降、黒川弘務はいつでも椅子に座れるか、というと

そうではない

先程挙げた五名に「」を付けると 
林景一判事 2021年2月7日 行政官「枠」
小池裕判事 2021年7月2日 裁判官「枠」
宮崎裕子判事 2021年7月8日 弁護士「枠」
木澤克之判事 2021年8月26日 弁護士「枠」
池上政幸判事 2021年8月28日 検察官「枠」

「枠」については、
で触れている通り。
検察官「枠」には、検察官が入るものです。
で、
検察官「枠」が空く時期は上記の通り、2021年8月28日以降。
約一年三か月後です。

ついでに言うと、二つ目の検察官「枠」が空く時期は、2026年10月22日
三つ目は、2027年12月22日。
検察官「枠」は、これら三つだけです。
しかも、検察官「枠」に収まりそうな検察官(六十歳前後)ならば、
畝本直美 畝本毅 小山太士 山上秀明 ほか、それなりにいますし。

黒川が「枠」の壁を切り崩すには、
学者「枠」の壁を切り崩した山口厚判事のように一旦、

弁護士登録が必要。

ただ、そこまでして黒川を最高裁にねじ込む意義が、任命権者たる内閣にあるのか、という疑問は出てきます。

追記


によると、旧友云々ではなく「検察担当記者」経験者との賭けマージャンだった模様。
娯楽の範囲内ならば、不可罰。自粛要請は、自発性に依拠したもので、法規範ではないです。

このマージャンの問題点は、
検察と記者との馴れ合い関係がある事。
検察庁法改正案以上に根の深い問題になる予感。
(ゴーンさんの言葉を思い起こすべきです)


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