食べるも稽古。稽古を支える華吹(はなかぜ、立浪) の「ちゃんこ」という一語で、思い出した事が一個、もとい、一人。
放送作家「ちゃんこ」
文化放送との古館プロダクションが立ち上げた「A&Gアカデミー」という組織の
一期生。
(ちなみに、リンク先の写真から明らかな通り、放送作家「ちゃんこ」の名前の由来はその体重。)
「A&Gアカデミー」
とは、
にある通り、選考をクリアし、かつ、カネを収めた者だけを、鍛え上げる仕組み。
更に、その中から使える者だけを使う、という仕組み。
上手い仕組みです。
人材発掘・人材養成過程を、収益を上げる場にできる上、
人材発掘・人材養成過程を、収益を上げる場にできる上、
人材の囲い込みもできる。
ところで、
京都アニメーションにも、
という人材発掘・人材育成の組織があります。
ここで、アニメーター養成し、使っていく。。。上手い仕組みです。
しかも約三十期続いている仕組み。
先例踏襲するならば、
作家・ライターの人材発掘・人材育成も、
自前の人材発掘・人材育成の組織で(勿論、応募者からの「上納金」付き)、
となるはず。
ところが、作家・ライターの発掘・育成は、
自前の人材発掘・人材育成の組織ではなく、
公募の賞に頼った。
これ、安直では?
京都アニメーションの祖業は、アニメーションの制作。
制作するアニメーションの原作は長年、外部調達。
しかも、市場に流通済みの作品から、原作を調達。
京都アニメーションの弱い部分を、
公募賞
という人材養成組織の立ち上げを要しない「安直な」手立てで、
補おうとした。
公募賞運営の難しさは、
攻略されやすさ。
或る小説家さんによると、
賞(中の人)の特徴(好み)に合わせた攻略方法があるそうで、
文章教室の類ではそういう方法を叩き込むところもあるそうです。
攻略されると、
賞を得た作品が「売れる作品」になりにくくなる、
というリスクがあるそうです。
もっとも、
京都アニメーションの場合、公募賞を攻略される前に、
襲撃されたわけですけど……
(セキュリティ対策の緩さはもう少し、批判されてしかるべき)。
組織にとって最も手薄なタイプの人材は、
人材発掘・人材養成組織の立ち上げという「遠回りな道」を経て
地道に作るべき(その組織で一稼ぎするかどうかは、ともかく)。
安直に人材を一本釣りしようとしたら、かえって「食われる」恐れアリ。
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