元警視庁刑事で、防犯コンサルタントの吉川祐二氏はこう語る。「いわゆる『闇名簿』は一般的に、売られている名簿をもとに、詐欺師がブラッシュアップしていくことで作られているケースが多いですね。個人情報保護法の制定以来、学校で名簿の類(たぐい)が作られなくなっているせいで、総体として名簿自体は減ってきています。ただ、高額所得者や高額納税者、通信販売での高額購入者、高級車の購入者などのリストは今も公然と取引されています」詐欺師や窃盗犯、強盗犯らの間でそうしたリストは更新され、より磨き上げられていくという。
しかし、
過去の名簿は流通し続けます。
(当方の父上(上場企業を定年退職)に、架空請求の電話が掛かってきたこともありました。)
また、同窓会によっては、
同窓会名簿の類は、今も作られ続けています。
学士会(旧帝大の同窓組織)の場合
学士会では、『会員氏名録』にかわるデジタル版名簿、「Web名簿閲覧システム」を導入することになりました。
このシステムには、
当方の氏名・出身大学・出身高校などの個人情報も、
載っています。
なぜか、京大法卒業生の名簿を使った不動産業者から、投資用不動産物件の勧誘が何度も、掛かってきます(詐……もとい、「悪徳」不動産業の逼迫具合を探るには使えますけど)。
たった一人の会員が、名簿・DBを漁れば、悪事の種がアッサリと流出します。
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