既存企業各社の電源ICの比較感想

2009-05-22 | CMOS
降圧電源でコイルを極力小さいのをつかって、MPU等コアの電源の効率を上げようと、高いスイッチング周波数のICがこの数年で各社競って出ている。
さらに精度を高く、ノイズを少なくしたものを、アナデバまでが、得意なコンバーター技術を駆使してLCRを使う電源に参入してくるそうだ。

この高い周波数で抜きん出ているのは、ご存知であろう、マイクレル社の製品。
MIC23030/MIC23031
HPの記事
MIC2285

6MHzで肩を並べているのは、

TI < NationalSemiconductor < Fairchild

”< ” はICの性能の違いの個人的な感想

NSはパワーグッドな製品として、効率が使用する条件で
85%以上
のICを提供している。

さらには、
Liイオンが放電しきるまで使おうと狙う動向を反映し、
Vinが2.3Vでも効率が90%をしっかり超えるようにがんばっているのが伺われる。
その点は、さすがFairchild社である。

注意すべきは、実際使用する際、Liイオンの保護ICは、設定された電圧以下になると、放電をストップさせることだ。この電圧は、2V~3Vで設定可能。
設定した電圧以下で90%の効率でも、意味はないよね・・・
それより大事なのは、
マイクレル製品のようにパワーセーブモードで高効率あることや、
フル使用時(Vin≧4VかつIout≒500mA~600mA)の効率が
しっかり85%行く事であろう。

今は、
予告されたアナデバ製ICの
”低ノイズな降圧DCDC”
というのがどういうものかとても気になっているところでしょう。。。。
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