回路デザインレビュー終了

2005-09-10 | CMOS
ICやLSIの設計は、折節にデザインレビューを実施し、関連部署の方の承認を得ながら進めてゆく。
トランジスタを形成するプロセスを選択する際の基礎検討後、
回路設計がほぼ固まり、レイアウトに着手する頃、
レイアウト設計が一段落した頃、
試作サンプルが完成し、特性評価を実施した後
などと、仕事を進めてゆく。
今回はレイアウト設計開始まもなく、回路設計が固まりつつあったので、技術的説明をかねてレビューした。

そのさい、やはり特許化の話がでた。
出願、審査請求ごとに次第に高いお金がかかるので、まずは出願、試作評価後、実力を見極めてから審査請求してゆく。

個人的にはアメリカの特許に出願できるよう英文でまず書き上げておきたい。
先発明主義の制度のため、出願が遅れても権利が認められるのだ。

電流源の起動回路についても3,4件の社内・協力会社内のアイデアがあったが、超低消費電力用には心もとないものだった。そこで、考え付いた私のアイデアは、レビューでは一部疑いの目で見られているが、従来のものよりも性能を向上させているので、こちらも意外と良いかもしれない。疑われた箇所も、定数を最適化することで晴らすことが可能であると今朝判明した。
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